8月12日(月)、コミックマーケット、C104のお品書きです。
ブース位置・日時
サークル名:hotakasugi
日時:8月12日(月)
場所:東地区ウ-15b
新刊
1:日本の女性アニメ監督1
日本の女性アニメ監督の活躍の歴史にスポットを当てた内容です。カジュアルに内容を要約するとこのようになります。
要するに、「日本の女性アニメ監督」について書こうと思ったんだよね。きっかけは日本映画の女性作家について書いた『彼女たちのまなざし』って本なんだけど、この本はアニメにあんまり触れてなくて。
この本の、「『女性監督』って言葉、使いたくないけど今は使わざるを得ない」っていう考え方に共感してる。将来的には「女性」って付けなくてもいい世界にしたいんだって。
でも、アニメの場合、映画だけ見てると女性監督少ないように見えちゃうんだよね。テレビアニメとか短編とか、もっと広く見る必要があるって思ったわけ。
実際、アニメ業界には結構女性がいるんだけど、トップの方になるとまだ少ないんだ。だから、女性監督が増えてる今、その流れを後押しする本があってもいいんじゃないかって。
要は、アニメの女性作家についての研究が足りなくて、それが外の人にアニメ業界の実態を説明する時に不便だし、誤解を生んじゃうってことだね。
より詳しく知りたい方は以下のエントリーをご覧ください。
#C104 『日本の女性アニメ監督』を書いた理由 – Film Goes with Net
2:ガルクラ・トラブル
東映アニメーションのテレビアニメ『ガールズバンドクライ』を、ジュディス・バトラーの『ジェンダー・トラブル』の理論で読み解いた内容です。
短いコピー本になります。お代は100円。
『ガルクラ』のジェンダー表象を、戦略的に、肯定的に捉える内容です。
中指から小指への変化、吉野家にたむろする女の子たち、反抗心宿したロックを奏でる女性キャラクター、といった表象が、いかにジェンダーの規範を撹乱させるのか。
原稿は一本のみで11Pになります。
既刊
映像表現革命時代の映画論 副読本
星海社新書から刊行した『映像表現革命時代の映画論』の解説と未収録原稿を載せた副読本です。本書単独でもお楽しみ頂ける内容になっています。
未収録原稿は以下の3本。
・映画眼とドローンを持った少年『グッバイ、ドン・グリーズ!』
・ギレルモ・デル・トロが「Animation is CINEMA」と言い続ける理由
・機械の眼と機械の脳:映画の著作権とAIの著作権
もっと詳細を知りたい方はこちら。