Brancに、ディズニープラスの国内展開を統括するデイヴ・パウエル氏に話を聞いてきました。
ディズニープラスはパートナーシップとコンテンツなど4つの柱で成長する。ゼネラルマネージャーが語る成長戦略 | Branc(ブラン)-Brand New Creativity-
ディズニープラスの日本における販売施策、市場の成長性などについて聞いています。デイヴ氏は、2001年から日本で仕事している日本通の方で、ディズニーの加わったのは2022年から。
Huluとのバンドルプランや他の事業者とのパートナーシップなどを重視してユーザー数を伸ばしていきたいと語っています。日本を含むアジア太平洋地域はディズニーとしても重要なエリアであるとのこと。『SHOGUN 将軍』の成功はディズニープラスにとっても大きかったようです。
以下、原稿作成時のメモと構成案。
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取材概要、方向性
5年目を迎えたディズニープラスの現在地
– より良い映像、音響体験を実現
– Disney+をApple Vision Proで視聴
– IMAX SIGNATURE SOUND BY DTS(参考:最近、MARVEL STUDIOSがIMAXと対談し劇場音響と家庭音響のギャップを埋める技術の普及について話ています)
– 日本に特化したタッチポイントの拡充
– ディズニープラスとHulu、初のセットプラン
– ビックカメラ系列でディズニープラスの店頭加入受付
またディズニーらしい施策として、
東京ディズニーシーの新テーマポート「ファンタジースプリングス」へのメンバー限定招待企画
参考
Disney Heads into the Future on the Apple Vision Pro – The Walt Disney Company
ディズニープラス 「IMAX SIGNATURE SOUND BY DTS」を2023年内に提供 「IMAX Enhanced」のオーディオ機能強化|企業情報|ディズニー公式
Go Behind the Scenes of Marvel Studios’ Signature Sound | Marvel
『SHOGUN 将軍』が、全世界で900万回再生の記録達成 初回の再生回数が、ディズニープラス(北米はHulu)歴代No.1に!
JALの機内でディズニープラスオリジナル作品登場 – 文化通信.com
デイヴ・パウエル 企業情報 リーダーシップ|ディズニー|Disney.jp
イスプレジデント&ゼネラルマネージャー
ダイレクト・トゥー・コンシューマ
日本におけるDTC部門を指揮・統括し、日本市場の潜在的な力を最大限に引き出す役割を担います。また、日本のリーダーシップチームの一員として、アジア太平洋地域のDTCチームと密に連携し、動画配信サービス「ディズニープラス」に課された地域全体の野心的なゴール達成に尽力。ディズニーの象徴的なブランドの膨大な作品や、「スター」ブランドの基で拡大するリージョナル/ローカルコンテンツのラインナップを通じて、他にはないストリーミング体験とワールドクラスのストーリーテリングを日本中の視聴者にお届けするように努め、ウォルト・ディズニー・ジャパンのDTCビジネスを新たな高みへと導く役割を担う。
22年にわたり、日本およびアジア太平洋地域で業界を牽引するテクノロジー、ソフトウェア企業において、セールス、マーケティング、ファイナンス、コンテンツオペレーションといった様々な分野で活躍。うち21年間は日本に拠点を置く。
直近ではServiceNowで日本とアジア太平洋地域のゴー・トゥー・マーケット・プログラム&セールス・エクセレンスのシニア・ディレクターを務める。その中でセールスパイプラインを改善し、コンバージョン率を向上させ、アジア太平洋市場の長期的な戦略計画を推進すべく新しいセールスプログラムをデザイン・導入。ディズニーには2022年6月に入社。
構成
Point3つ
日本市場の成長性
ディズニープラスはどんな戦略で増やすのか
今後の展望と作品について
Intro
ディズニープラスのヴァイス・プレジデントに取材
デイヴさんについて
企業情報 リーダーシップ|ディズニー|[Disney.jp]
国内ストリーミング市場をどう捉えているのか。
Body1日本市場の成長性
経歴とディズニーへの入社動機
これまでのキャリア: エンタープライズテクノロジー、Salesforce、ServiceNow、GoogleでのYouTube関連業務など。
ディズニー入社の理由:
幼少期からのディズニーファン
エンタープライズとエンターテインメントで必要なスキルは共通点が多い
ディズニーの成長性と魅力に惹かれた
現在の業務とディズニー+について
現在の役割: ディズニー+日本におけるジェネラルマネージャー
ディズニー+の特徴:
100年以上の歴史を持つディズニーの幅広いコンテンツを網羅
クラシック作品から最新作、オリジナル作品まで充実
日本市場に合わせたローカライズされたコンテンツも豊富
日本のストリーミング市場:
2019年から市場規模が倍増するなど、成長が著しい
日本はアジア最大の配信市場の一つ
アメリカと比較して、まだ成長の余地が大きい
Body2 ディズニープラスのユーザー獲得戦略
ユニークな価値提供
高品質なストーリーテリング: ディズニー+は、質の高い物語を提供するプラットフォームであることを強みとしている。
4つの柱
マーケティング: 様々な施策を通じて、ディズニー+の魅力を訴求している。
パートナーシップマーケティング: NTTドコモ、ジェイコム、Huluなど、様々な企業との連携により、新たな顧客層を獲得している。
コンテンツ: ピーターパン、ラプンツェル、アナ雪などの人気作品や、スターウォーズの新シリーズなど、魅力的なコンテンツを提供している。
プラットフォーム: ユーザーにとって使いやすいプラットフォームを提供することで、継続的な利用を促している。
成功事例
JTBとの提携: 国内旅行とディズニー+のトライアルを組み合わせたパッケージを提供し、旅行者へのリーチを広げている。
109シネマズとの提携: マーベル作品とディズニー+のトライアルを連動させ、映画鑑賞者をプラットフォームに誘導している。
JALとの提携: 機内でディズニー+の作品を楽しめるサービスを提供し、移動中のエンターテイメント体験を充実させている。
コンテンツの強化: ディズニーシーのオープンに合わせたコンテンツの強化や、スターウォーズの新シリーズの配信により、視聴者を増加させている。
Huluとのセットプラン: Huluとの連携により、より幅広いコンテンツを魅力的な価格で提供し、顧客満足度を高めている。
マーケティング手法
多様な広告展開: 屋外広告、交通広告、デジタル広告など、様々なチャネルを活用している。
ターゲット層に合わせた広告: 韓流ドラマは渋谷や原宿、スターウォーズは銀座や新宿など、ターゲット層に合わせた場所に広告を展開している。
インタラクティブな広告: ライトセーバーの光る広告や、ユーザー参加型のキャンペーンなど、ユーザーの興味を引きつけるような広告を展開している。
Body3今後の展望と作品について
七夕の国と海外での人気
七夕の国 日本国内だけでなく、海外の視聴者からも高い評価を得ている。
ガンニバル: シーズン2の配信が待ち望まれている。
スターブランドと多様なコンテンツ
スターブランド: ジェネラルコンテンツを幅広く提供するブランド。
将軍: 日本だけでなく、海外でも高い評価を得た作品。
エミー賞: 日本人キャストが多く、日本語が中心の作品が25部門にノミネートされたことは画期的なこと。
今後のプロモーション戦略
コンビニでの加入: サブスクリプションカードの販売など。
地上波との連携: 金曜ロードショーとのコラボレーションなど。
日本ならではの導線を意識していく。
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メモ終わり。
ディズニープラスは現在、どれくらいの加入者が国内にいるのか、公式の発表がありませんので、今の勢いがどれくらいなのか不明ですが、今後も勢力拡大のために様々な努力を費やすようです。
ディズニープラスのオリジナル作品も拡充されてきています。七夕の国は面白かったですね。韓国ドラマにも面白い作品を揃えてきているので、競争力は確実に上がっているかなと思います。
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