Trillに、野木亜紀子脚本のテレビドラマ『MIU404』について書きました。
4年前、一世を風靡した『刑事ドラマの傑作』 現代社会を反映した“巧みな脚本” | TRILL【トリル】
『アンナチュラル』と世界線を同じくして、「シェアード・ユニバース」と称して映画『ラストマイル』も公開。現在、大ヒットを記録しています。この刑事ドラマの主人公2人も『ラストマイル』に登場します。
コロナ禍に制作・放送され、時代の空気を反映した作品として話題となり、主人公を演じる星野源と綾野剛の魅力も高かったために、熱狂的なファンを獲得した作品です。
野木さんは魅力的なキャラクターを描くのが上手く、さらに社会の状況を巧みに反映させた物語を構築できる人。そんな彼女の持ち味が存分に発揮された作品と言えるでしょう。
以下、原稿作成時のメモと構成案。
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Point3つ
星野源と綾野剛、バディものの魅力、キャラクタードラマとしての面白さ
現代社会の問題を巧みに入れ込んだストーリー、、、技能実習制度、ホームレス、炎上、フェイクニュース
アンナチュラルとの接続
相関図|TBSテレビ:金曜ドラマ『MIU404』
Intro
野木亜紀子と塚原あゆ子、新井順子の3人の作品は、今や安定のブランド。
野生の勘で生きる熱血漢の刑事と、冷静沈着な観察眼を持つ刑事のバディもの
星野源と綾野剛の魅力
Body1
舞台は警察の機捜と呼ばれる舞台。様々な事件の初動捜査にあたる舞台
設立経緯が働き方改革のため、
かつて捜査一課の優秀な刑事だった志摩、問題ばかり起こして奥多摩の派出所に飛ばされていた伊吹を中心に様々な事件に挑んでいく。
相関図|TBSテレビ:金曜ドラマ『MIU404』 https://www.tbs.co.jp/MIU404_TBS/chart/
『MIU404』全話コラム&インタビューまとめ 『ラストマイル』鑑賞前に要チェック!|Real Sound|リアルサウンド 映画部
キャラクターのドラマとして面白い
冷静な観察眼で捜査する志摩、足が速い、耳が良いなど身体能力にすぐれ、野生の勘で解決していく伊吹の2人の掛け合いが面白い。
桔梗ゆづる
九重
陣馬たち、個性的なキャラクターが揃っていて、刑事ドラマの定石をしっかり持っている。
Body2 現代社会の問題を巧みに織り交ぜた物語
4起捜の設立がまず働き方改革であるという点。
パワハラに耐えかねて
技能実習制度の闇を描く、やりきれない物語、
トランクルームに暮らす人、
フェイクニュース、炎上事件
ラストは新型コロナの真っ最中の2020年。東京オリンピックの賛成反対の揉め事など、今を描こうという意志が強い
それだけに、この作品は、振り返る価値が高い。あの当時の社会の空気感をリアルに反映しているから。
まだ2024年、しかし、本作放送当時の空気はもうない。2020年に描かれた問題は、今もなお社会に残り続け、ネット関連では悪化しているとさえ言えるかもしれない。
Body3野木亜紀子、塚原あゆ子、新井順子の3人
この三人が絡むドラマは、アンナチュラルから続く、
そして今年ラストマイルが大ヒット。ヒットメイカーとしての盤石の地位を獲得したと言えるだろう。
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メモ終わり。
野木さん、塚原さん、新井さんのトリオの作品は、今後も期待したいと思います。