弁護士JPに、フリーランスが賃貸物件を借りにくい実態を調査した「家賃保証クラウド」の会見レポートを書きました。
フリーランス、年収600万円でも「物件借りにくい」 不動産業界の“古い体質”原因か…実態調査で浮き彫りになった“課題” | 弁護士JPニュース
不動産市場は、企業勤めの給与所得者を前提にした審査システムになっていて、フリーランスのような多様な働き方が増えた今の時代に追いついておらず、賃貸物件の審査で不利になっている実態があることを調査したものです。
保証会社も人手が足りず、一つひとつの案件に十分な時間をかけられていないということもあって、同じ年収であってもフリーランスは入居を断られるケースがあると言います。いまだにFAXが使用されている世界らしく、DX化による業務効率化も急務のようです。
「現在の賃貸審査は本質的に個人の信用力ではなく、企業の信用力を測っているのではないか」という言葉が出たのですが、確かに会社勤務を前提にしている審査では、個人より会社の信用力が優先されていると思えます。フリーランス新法が施行されるなど、フリーランスをめぐる待遇改善が期待されていますが、社会の様々なシステムがその状況に見合ったものとなるよう、個人的にも期待しています。
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