[PR]

【働き方改革】Netflixのリスペクト・トレーニングが日本の映像業界にもたらす変化

[PR]

Brancに、Netflixのリスペクト・トレーニングの模様を取材した記事を書きました。

Netflix&VIPOが「リスペクト・トレーニング」を無料開催。実際に起きた映像制作現場での変化 | Branc(ブラン)-Brand New Creativity-

リスペクト・トレーニングは、Netflixがオリジナル作品に参加するスタッフに向けて行っているものです。ハラスメント講習のようなものですが、何をしてはいけないと教えるのではなく、様々な場面でどうすべきなのか考える力を養うトレーニングであるという点にポイントがあります。

今回、VIPOと共催で無料で受講できるプログラムを開設したので、その模様を見させてもらい、Netflixプロダクション部門の日本統括ディレクター小沢禎二さんに話を伺い、このリスペクト・トレーニングを導入してどんな変化が日本の撮影現場に起きたのかを聞きました。

「これを受けてすぐに何かが変わるわけじゃない、でも、6年続けてきたら大きく変わってきた」という小沢さんの言葉が印象的でした。何事も継続性が大事ですね。
 
 
以下、原稿作成時のメモと構成案。
 
 
——————-
 
参照

構成

【参加募集(無料)】Netflix&VIPO共催「Netflix Respect Training」を開催 | 【VIPO】映像産業振興機構
Netflix 日本統括ディレクターが導入する新ルール。キャストも必須の「思考の筋トレ」とは? | Business Insider Japan
【特別クロストーク】より良い作品づくりを支える「風通しの良い」制作現場と、意識改革の課題 – About Netflix
ハラスメント防ぐ「訓練」しませんか ネットフリックス小沢禎二さん:朝日新聞デジタル
Netflix、日本への高い期待「アジアの中でも最重要な国」日本統括ディレクター語る|シネマトゥデイ
Netflixが日本初のワークショップを開催。“世界基準”を生み出すクリエイター支援の目指す先とは (1/2) – PHILE WEB
「全裸監督」で初導入 Netflixのリスペクト研修が目指すもの | 毎日新聞
リスペクト・トレーニング活動レポート – Japan Action Guild ジャパンアクションギルド公式サイト
物語の全貌記す“バイブル”で撮影をスムーズに。Netflix作品制作の裏側 – AV Watch
Netflixが取り組む映像業界のハラスメントへの意識 「Netflix Studio Day」で語られた独自の仕組み作り|Real Sound|リアルサウンド テック
【対談】Netflixが変える日本のエンタメ労働環境 なぜリスペクト・トレーニングが必要なのか | ハフポスト コラム・オピニオン
理不尽を「リスペクト」で駆逐せよ 制作現場を変えるNetflixの本気 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

 
 

Thesis
なぜリスペクト・トレーニングを外に広げたか、6年でどう変わったか。
 
 
Point3
リスペクト・トレーニングを外に広げた理由
6年での変化
日本とアメリカ、労働文化の違い
 
 

Intro

VIPOとNetflixがリスペクトトレーニングを共催した。

リスペクトトレーニングについて、、、Netflixでアメリカで2015年から導入、日本ではネトフリオリジナル作品についてh2018年から実施している。

リスペクト・トレーニングは、Netflixが開発したワークショップ型のトレーニングです。クオリティの高い作品を手掛けるにあたり、スタッフやキャストが安心して働くことができ、作品づくりに集中できることが大切であるという考えのもと、作品の制作に携わるすべての人が「リスペクト」を共通認識として持つことを目的としています。同じ職場で一緒に働くメンバーが相互に「リスペクト」のフィルターを通して接する「思考の筋力」を鍛えることで、心理的安全性が高まり、誰もが安心して能力を発揮できる職場環境づくりに貢献します。映像業界を含む幅広い業界、団体にトレーニングを提供するピースマインド(Netflixオフィシャルパートナー)の専任講師がトレーナーを務めます。
 
 

Body1 リスペクト・トレーニングの模様

撮影現場を安心安全な環境にしたいと言う想いで実施している。
共通認識としてリスペクトしあう、そういう想いを持ってもらいたい。

ハラスメント講習と中身は全く違う。
注意喚起の講習とは違う。

自分が行動を起こす時に、立ち止まって考える筋肉を養うトレーニング
リスペクトのフィルターを通して考えてみませんかという行動変容を養うトレーニング。

翌日から世の中が変わるわけじゃない、繰り返し行うことで、変わる。

自分ごととして考える
話し合う場、響き合う場
迷う意見、あいまいな違憲、不安の表明などもOK
白か黒か、ジャッジする場じゃない
ここでの話はこのトレーニング中でのみ(守秘義務)

あいまいでも問題ない、現場の状況によって変化するものだから。

リスペクトゾーン、アイスブレイク、席順並び替え、でコミュニケーション
リスペクトしてる人を言い合う。全員違う。

リスペクトとは何か、ディスカッション計審

この状況にリスペクトはあるかどうか、ディスカッション。

これってハラスメントかと聞かれる、線引きするトレーニングじゃない、自分で気づくトレーニング。
 
 

Body2リスペクト・トレーニングを外に広げた理由

リスペクトトレーニング開始から6年半:Netflixがリスペクトトレーニングを開始したのは約6年半前。
認知度の拡大:徐々にトレーニングの認知度が広がり、NHKや他の企業でも実施されるようになった。
業界外の展開:特にビーポ社やアデコ社では、エンタメ業界以外へのトレーニング提供も開始。
受講希望の声:トレーニングの受講希望の声が多数寄せられるようになった。
業界全体の変革:裾野を広げて業界全体をより早く変えたいという考えに至った。
VIPOとの共催:VIPOに共催を打診し、快諾を得て今回の開催に至った。
今後の期待:これから業界に入ってくるクリエイターにもトレーニングを提供することで、業界全体のレベルアップを目指す。
 
 

Body2 6年での変化と、業界への前向きな影響

リスペクトトレーニングのローカライズと現場への導入
初期の課題: アメリカの事例が日本に合わない、日本語訳が不自然だった。
改善点: 日本ならではの事例(飲み会など)を導入し、言葉遣いをシンプルにした。
参加型のトレーニング: ディスカッションを多く取り入れ、参加者全員が積極的に意見交換できるような形に変化。
効果: 現場でのハラスメント防止に繋がり、心理的安全性が向上。

リスペクトトレーニングの効果と今後の展望
個人への影響:
被害者意識が減り、意見を言えるようになる。
ハラスメント行為をする人が減る。
プロデューサーなど、立場が変わった人でも考え方や行動が変わる。

組織への影響:
チームワークが向上し、より良い作品が生まれる。
人材の定着率向上につながる。

 
 

Body3日本とアメリカ、労働文化の違い

リスペクトトレーニングに対する意識の差
プロデューサーの意識が重要: トレーニングの効果は、プロデューサーの意識次第。
チェックボックス化の危険性: トレーニングを形式的にこなすだけでは意味がない。
国への影響: リスペクトトレーニングが国レベルで注目され、社会全体の変革につながる可能性がある。

日米の現場文化の違い
意見交換の自由度: アメリカでは意見を言いやすい雰囲気があるが、日本ではヒエラルキーが強く、意見を言いづらい。
コミュニケーションのスタイル: アメリカでは監督とスタッフが気軽に交流するが、日本では監督中心のコミュニケーションが一般的。

リスペクトトレーニングの目的と今後の展望
コミュニケーション能力の基礎作り: おかしいと思ったときに意見を言えるような環境を作る。
社会全体の変革: リスペクトトレーニングを様々な業界に広げ、社会全体を変える。
未来への展望: 10年後には、リスペクトが当たり前の社会になっていることを目指す。
 
 
—————–
 
メモ終わり。

日本の映像産業の現場の平均年齢はどんどん上がっていて、若い人が少なくなっているのですが、ハラスメントはその理由の一つです。こうした施策を積極的に導入していって、なるべく早く環境を良くしていく必要があります。その意味で、Netflixがこのトレーニングを外にオープンにしたのは良いことだと思います。

取材現場には、総務省の方も見学に来ていました。総務省はテレビを管轄する省庁です。テレビ業界の労働問題に関心を払っているのでしょうね。
 
関連作品