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映画館だけで上映。斎藤工プロデュース『大きな家』児童養護施設の子供たちの本音

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ハフポストに、斎藤工さんプロデュースのドキュメンタリー映画『大きな家』のインタビュー記事を掲載しました。

齊藤工さんの「負い目」から始まった児童養護施設との交流。「子どもの顔をモザイクで隠さない」映画『大きな家』 | ハフポスト アートとカルチャー

本作は、児童養護施設の日常をとらえたドキュメンタリー映画です。この施設は斎藤さんが普段から交流のあるところらしく、あるイベントで訪れて以来、交流が続き映画にしたいと思うようになったとか。

映画は、子どもたちのプライバシーを最大限に保護するために劇場公開のみ、配信やパッケージなどでは出さないという方針になっています。これは同じプロダクションチームによるドキュメンタリー映画『14歳の栞』と同じやり方で、これができるのであれば映画にできると斎藤さんは考えたようです。

子どもたちにモザイクをかけるという方法では、だめな理由など確固たる方針があって、この映画は制作されていることがわかる取材担ったと思います。映画も素晴らしいので、是非みてください。子どもたちがメディア向けのきれいごとを言わないのが素晴らしく、そういう本当の自然な姿を収めることができています。
 
 
以下、原稿作成時のメモと構成案。
 
 
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取材案
斎藤さんが、一日限りの催しで児童養護施設と関わって、なぜその後も関係を持ち続けたのか、そして、映画製作にいたったのか。そして、児童養護施設の子どもたちの声を届けるために、映画館がなぜ適切なのか、撮影時に子どもたちとの関係をどう気づいて、どんなことに気をつけて撮影したかを中心にお聞きできればと思います。
 
 
メモ
4万2000人いる。全国で。
こどもたちが自然体、メディア受けする綺麗事を言わない感じがする。
仮に全国放送されますと事前に説明されていた子どもたちはどういう事を言うものか。
竹林さんは最初、どういう期待を抱いていた?地はつながっていない家族の多様性みたいなものが撮れるかと期待した?
生い立ちの整理の会という催し
20年も行きたくない、まだ続くのって感じ
ネパールに行くエピソード
 
 
Point3つ
映画館だけで展開することの重要さ、映画館という届ける場所の大切さ
きれいごとではない子供たちの声
撮影の工夫

もう一つ何か必要では
 
 

Intro

作品の背景、児童養護施設の今、社会の中での全体像など。。。4万人以上の子どもたちが施設で過ごしていること?

大きな家公開情報、概要

映画館だけで上映するのは、映画人としてのエゴだけではない、とても重要な理由がある。
 
 

Body1 企画の成り立ち、なぜ斎藤工は施設に関わりつづけたか

初めての訪問と継続的な関わり
初めて施設を訪れた際、ピアノを弾く男の子と出会い、その子の切ない表情に心を打たれた。
その子との交流をきっかけに、施設に通うようになった。

映画制作のきっかけ
施設に上映会ができるスペースがあったこと。ハジメは内々で見せるものをと考えた
映画『14歳の栞』を観て、子どもたちの物語を映画で表現したいと思ったこと。点と線がつながった気がした。

映画制作の目的
施設の子どもたちと一緒に映画を作り、共有する経験を通して、彼らに何かを与えたいと思った。
 
 

Body2 映画館で上映する意義

映画制作におけるプライバシー保護と映画館上映の意義

斎藤さん
映画館の役割: 映画館を「シェルター」と捉え、観客にもその一部を担ってもらいたいという思いで映画を作った。
劇場の力: 現代の配信文化の中で、劇場が持つ特別な力に注目。特に、地域に根ざしたミニシアターは、寺子屋のような役割を果たすことができると考えている。
プライバシー保護: 映画『14歳の栞』の公開方法が、プライバシーを保護しつつ、観客に深く作品に関わってもらうための最適な方法だと考えている。
映画の力: 映画が人の心に火をつける装置としての役割を再認識し、映画館での上映がその力を最大限に引き出すと考えている。
ぼかしを入れた状態で世に出ることで、『自分は隠さないといけない存在なんだ』と思ってしまう子どもがいる

竹林さん
プライバシー保護の重要性: 撮影当初は配信も検討していたが、子どもたちのプライバシー保護の観点から、映画館上映に決定した。
観客の信頼: 映画館での上映を通して、観客が子どもたちのプライバシーに配慮し、作品と向き合っていることを実感している。
映画館上映のメリット: 映画館という特別な空間で、観客と作品が一体となり、深い共感を生み出すことができる。
4年間の経験: 「14歳の栞」4年間の映画館上映を通して、観客の信頼が深まり、子どもたちへの攻撃的なコメントなどはほとんど見られなかった。
 
 

Body3 撮影の工夫

子供たちとの信頼関係構築
段階的なアプローチ: カメラやマイクを持ち込む前に、半年ほどかけて子どもたちと親睦を深めた。
無理のないペース: 子供たちが疲れないように、撮影時間を短くしたり、一緒にご飯を食べたりするなど、無理のないペースで進めた。
ドキュメンタリーの柔軟性: 事前に計画した内容にとらわれず、その場で起こった出来事に柔軟に対応した。

子供たちの自然な姿を捉えるための工夫
ゴール設定の回避: 特定のシーンを撮影するという目標を設けず、その場その場の流れに身を任せた。
穏やかな雰囲気づくり: 子供たちにプレッシャーをかけないように、穏やかな雰囲気を心がけた。
長期的な視点: 長期的な撮影期間を設けることで、子どもたちの自然な姿を捉えることができた。
 
 

Body4 家族とは

竹林さん
家族の概念の揺らぎ: 施設の子どもたちは、「家族」という言葉に複雑な感情を抱いている。
客観的な視点: 映画を通して、子どもたちは自分自身を客観的に見つめ、過去の経験を振り返る機会を得る。
変化の力: 映画は、子どもたちの将来に対する考え方や、家族に対する認識を変えるきっかけとなる。
『一緒に暮らしている他人』:子どもたちの葛藤の中心にあるものでは。

斎藤さんの発言
時間の経過と変化: 時間の経過とともに、人間関係は変化し、子どもたちの中で家族の捉え方もそれに合わせて変化していく。
 
 
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メモ終わり。

映画は、無理やり「血はつながってなくても家族だ」という結論を導かないのが良いところです。むしろ、児童養護施設にいる子どもたちの葛藤をしっ狩り捉えています。「一緒に住んでいる他人」という言葉は象徴的な言葉です。でも、感謝していないわけじゃないんですよね。「家族」という言葉の重みというか、どこまでの関係になれば家族なのか、みんな真剣に迷っているんだろうと思います。

ネパールの児童養護施設を訪れるエピソードがあるんですが、これも本当は聞きたかったけど時間切れで聞けなかった。ネパールの子たちは、家族だって言うんですよね。そこが対照的で考えさせる部分です。

公式サイト
映画『大きな家』公式
 
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