Brancに、「CHANEL AND CINEMA TOKYO LIGHTS」のワークショップのレポートを書きました。
この催しは、ファッションブランドのシャネルが、是枝監督と立ち上げたもので、映画監督や俳優などを講師に迎えたマスタークラスとトークショーを開催するほか、全マスタークラスを修了した参加者は、短編映画のコンペティションに参加できる、というもの。コンペティション上位3作品は、シャネルの支援のもと制作され、東京とパリで上映される機会が与えられます。
これが第一回目となりますが、ゲストが豪華。いきなり、ティルダ・スウィントン、役所広司、安藤サクラという陣容。この3人がそれぞれワークショップを開催、若手監督と俳優を指導しました。
映画における芝居を考える上でも非常に示唆に富んだ内容でした。批評やレビューを書く立場の僕としても大変にためになる話が多かったです。映画関係者のみならず、映画について書くジャーナリストにも読んでいただきたい記事です。あるいは、アニメーターにも参考になる話が多いのではないか、という気がしています。
ティルダ・スウィントンのクローズアップの芝居の解釈はとても面白いですね。芝居を超えて、クローズアップというありふれた演出テクニックの根源に迫る内容でした。
開催場所は、早稲田大学の大隈講堂でした。はじめて入ったかもしれない。
ちなみに参加していた役者には、一線級の人もいました。佐津川愛美さんとか仁科貴さんとか。それはちょっと驚きでしたね。
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