Brancに、「渋谷パイロットフィルムフェスティバル(Shibuya Pilot Film Festival)」のトークセッションのレポートを書きました。
映画プロデューサー紀伊宗之×林健太郎が考える、パイロットフィルムの有効性【レポ】 | Branc(ブラン)-Brand New Creativity-
作品の感想は、こちらに書いています。
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トークショーに登壇したのは、K2 Picturesの紀伊宗之さんとNOTHING NEWの林健太郎さんの映画プロデューサーのお二人。ベテランと新進気鋭、ともに近年新会社を設立されて、日本映画の変革に挑んでいます。
パイロットフィルムは、日本の大手の会社では制作されることが少ないようですね。しかし、紀伊さんは映像にして見せた方が意思決定が早くなるという経験を、『十一人の賊軍』でしたようです。林さんは、短編映画の制作から始めていますが、それはある種パイロット的なものでもあるという認識で取り組んでいるよう。
お二人の話で印象的だったのは、パイロット・フィルムを一般に公開して、資金を集めるやり方がありうると言及していた点。僕も今回、映画館でパイロット・フィルムを見てすごい興奮しました。パイロットって資金集めのためのアピールのために作るから、アニメの場合、結構気合の入った作画が見られて面白い。しかも、これが完成したらどうなるのかなとワクワク感もあり、応援したくなります。
そのほか、日本映画の問題点や資金集めの新たな方法など、色んな話が聞けました。紀伊さんには以前、新会社についてインタビューしていますので、そちらも合わせて読んでもらうと、理解が深まるかと思います。
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