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神木隆之介主演『海に眠るダイヤモンド』最終回レビュー|端島の歴史、石炭のように人の思いが地層となる

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TRILLに『海に眠るダイヤモンド』最終話のレビューを書きました。

すべての伏線を見事に回収『海に眠るダイヤモンド』の素晴らしい結末 | TRILL【トリル】

とても良い最終話でしたね。実質、2話分だったので内容が盛り沢山。前回まではこれ全部解決するのかなあ、と思って見ていましたが、見事にきれいに終わらせてくれました。

何より良かったのは端島ロケです。効いていましたよね。やっぱり実写の魅力は、本物を撮れることなんだなと改めて確認しました。

この原稿では、タイトルの「ダイヤモンド」と石炭を題材にしたことの効果についても書いてみました。死骸である石炭に生かされていたということが、最後にすごくしみじみと効いてくる構成になっていて、じんわりと感動が広がりました。

 
 
以下、原稿作成時のメモと構成案
 
 
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Point3つ
最終話までの展開、残る謎は?これまでをおさわり
最終話、それらにどう答えたのか
全体的にどうだったか、テーマやメッセージについて考える
 
 

Intro

海に眠るダイヤモンドが遂に最終話を迎えた。現在は軍艦島として知られる端島の1960年前後と、2018年の現在と交錯させて委託ミステリーヒューマンドラマは、いかなる完結を迎えたのか。
 
 

Body1最終話までの展開、残る謎は?

全体の概要

日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』|TBSテレビ

1955年の長崎・端島と、現代の東京とを舞台にした本作は、神木隆之介が端島の青年・荒木鉄平と現代のホスト・玲央の1人2役を演じていることでも注目されている。
物語は、コードネーム・いづみ(宮本信子)と名乗る端島で育った出水朝子(杉咲花)が、忘れられない初恋の人・荒木鉄平と瓜二つの玲央に声をかけるところから始まった。鉄平に興味を持った玲央は、いづみが保管していた10冊の日記を紐解いていく。そこには、現在は無人島となった端島のたしかにあった人々の暮らしが生き生きと綴られていた。高度経済成長期の活気に溢れた日常。朝子を含めた若者たちのキラキラとした青春。そしてやがてやってくる閉山のときも……。
 
  
残る謎
– 鉄平はどうなったのか、リナと駆け落ち?
– 滝藤賢一演じる古賀は何者か。
– 鉄平ノートを黒塗り、破られた箇所には何が書かれていたのか、誰が黒塗り・破ったのか。

自分で書いたブログも参照する。
『海に眠るダイヤモンド』鉄平とリナは駆け落ちしたのか、そして酒向芳がいい味を出している – Film Goes with Net
 
 

Body2 これらの謎に最終話はいかに答えたのか

上記の謎にそれぞれ答える。そこから、鉄平の顛末についての印象、さわだーじのことについても追加していく方向で。
 
 

Body3 全体的にどうだったか

死骸に生かされているということについて掘り下げる。

諸行無常、盛者必衰を感じさせるが、死者があって今を生きられる、死者と一緒に生きているという実感がいづみを生き生きとさせるのが感動的

 
きれいに全てをまとめて完結した。地層に死者の思いが積み重なって地盤を形成していて、その上に人は生きているということ。
 
 
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メモ終わり。

見終わってすぐに書いていますから、勢い重視って感じの文章です。

野木さんはやっぱり素晴らしい脚本家ですね。年始の放送される『スロウトレイン』も楽しみです。
 

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