NOTHING NEWの新作短編映画『幽霊の日記』には、期待している。
NOTHING NEWは、2023年に短編ホラー映画「NN4444」を公開し、満席を連発し、海外の映画祭でも高く評価された1本だ。短編映画を事業的に成功させたというのが、すごい。代表の林健太郎氏は多分30代だと思うが、大手映画会社を経験した後、風通しの良い映画産業を作りたいと独立、VHS喫茶「TAN PEN TON」を運営したりと意欲的な試みを色々やっている。
先月、渋谷パイロットフィルムフェスティバルで紀伊宗之さんと対談しており、そのレポートを書いたので、これを読むとどんな林さんがどんなことをしている人なのか、わかると思う。
今回、新たに発表された短編企画は、数年前にYoutubeでバズった短編作品『viewers:1』を作った針谷大吾&小林洋介監督と組んだSF作品だという。
『viewers:1』はとてもセンスのある作品で、僕も当時インタビューさせてもらった。コロナ禍で企画された「リモートフィルムコンテスト」でグランプリを受賞した作品だ。コロナで人と会えないという状況の人の感覚をディストピア風のSFで的確に表現した秀作だ。この2人の新作を、個人的に待ち望んでいた。
最新作『幽霊の日記』は、茨城県稲敷郡で営むとあるレストランを舞台に、日本最大の異次元構造物と十数年間続く心霊現象の謎を解き明かしていく物語、だそう。「VFXを駆使しながら、独特の終末世界を演出」するとのこと。
特報映像がすでに公開されている。昔のVHS風の荒い映像で、何かよくわからないものが空に浮いている。
公開は、以下のYoutubeチャンネルで2月12日(水)19:00とのこと。
(1588) NOTHING NEW™ – YouTube
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