1月21日、J-WAVEのラジオ番組「GRAND MARQUEE」に出演していました。
GRAND MARQUEE | MON to THU 16:00 – 18:50 | J-WAVE 81.3 FM
radikoでも聞けます。
GRAND MARQUEEを聴く | radiko(ラジコ) | ラジオやポッドキャストがスマホ・PCで聴ける
今回のテーマはクランチロールが新たに展開するマンガアプリ「Crunchyroll Manga」について、でした。
米クランチロール、日本の“原作マンガ”を北米で配信 – Impress Watch
北米でのマンガ市場が拡大していること、その割には電子マンガの市場の伸びは鈍くて、意外と紙の単行本が中心なこと、そんな中で、クランチロールが新マンガアプリを出すと、どんな変化がありそうかなどをお話ししました。
クランチロールは、2013年から2023年の間、マンガの配信をやっていたんですが、講談社のマンガを一部扱う程度で、本格的な展開とは言えない状態でした。なので、マンガ配信に挑むのはこれが初めてじゃないです。まあ、そのサービスの仕切り直しという感じだと思います。
しかし、今回は、CESでソニーのプレスカンファレンスの中で大々的に発表しているところを見ると、前回のような中途半端なものではなさそうです。日本の主要出版社の作品を1つの場所で読めるようにすると語っているので、日本で言うところのピッコマとかめちゃコミックのように、様々な出版社のマンガが読める総合電子書店のような形になるのではないかと思います。
アメリカの電子コミック市場は、日本と異なり、定額のサブスクタイプが多いです。マーベルやDCも月額定額制で読み放題のアプリをリリースしています。
日本のマンガも集英社のMANGA PLUSが同様の定額制のプランを用意したり、VIZ Mediaと組んでアプリをリリースするなどしています。
クランチロールのマンガアプリがどんな料金体系になるのか、まだわかりませんが、おそらく映像の方と同様、定額見放題の形を採用してくるのではないかと予想しています。
対応言語はまずは英語からということですが、各国語も順次対応するとのことです。
気になるのは、どれだけのタイトル数が揃っているのかですが、ソニーが大々的に発表しているからには、そんなに少ない数ではないのでは、と期待しています。ソニーがKADOKAWAとの提携を強化したのも、このアプリの存在があったからかもしれないなと思ったりしています。