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ギークピクチュアズ、インドで映画配給事業を開始。第一弾は日印合作アニメ『ラーマーヤナ ラーマ王子伝説』

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株式会社ギークピクチュアズ(本社:東京都港区、代表取締役:小佐野 保)は、インドでの映画配給事業を開始した。第一弾として、日印合作アニメ映画『ラーマーヤナ ラーマ王子伝説』の4Kデジタルリマスター版を、2025年1月24日(インド現地時間)よりインド全土で公開した。上映規模は、日本映画としてインド史上最大となる621スクリーンに及ぶ。

映画『Ramayana: The Legend of Prince Rama』のポスター。中央には弓を持ち旗を掲げた王子ラーマが描かれ、周囲にはシーター姫、猿王ハヌマーン、敵対する悪魔王ラーヴァナなどのキャラクターが配置されている。背景には巨大な猿の戦士たちや戦場の光景が広がり、神話的な雰囲気を醸し出している。ポスターの上部には「IN CINEMAS 24th JAN 2025 4K ULTRA HD」と上映日が記され、下部にはタイトル『RAMAYANA: The Legend of Prince Rama』がオレンジ色で目立つフォントで強調されている。 ⽇印合作アニメ映画「ラーマーヤナ ラーマ王⼦伝説」インド版ポスター

本作は1993年に製作され、日本のクリエイターがインドの叙事詩『ラーマーヤナ』を高品質なアニメーションとして映像化した作品である。インド国内では、その完成度の高さが評価され、再上映を望む声が多く寄せられていた。

近年、インド国内で日本映画の需要が高まる中、ギークピクチュアズおよびそのインド法人であるGeek Pictures Pvt. Ltd.は、日本映画の更なる普及を目指し、株式会社ティー・イー・エムからインド国内での劇場上映権を取得。ボリウッドを代表する配給・マーケティング会社AA FilmsおよびExcel Entertainmentと提携し、インド最大手のシネコンPVR INOXを中心に621スクリーンでの上映を実現した。

今回の上映に際し、ギークピクチュアズはヒンディ語、タミル語、テルグ語の3言語による吹き替え版を制作。劇中音楽の一部も新たに録音し、現地向けにローカライズを施した。これにより、本作の大規模公開が実現した。

ギークピクチュアズは今後も、アニメーション作品にとどまらず、実写映画やドラマなど日本の優れたコンテンツをインド市場へ継続的に配給する方針とのこと。初年度には複数の作品の配給を計画しており、インドと日本のエンターテインメント文化の架け橋として事業を拡大していくとしている。

映画『ラーマーヤナ ラーマ王子伝説』
タイトル:ラーマーヤナ ラーマ王子伝説
製作年:1993年
上映時間:135分
言語:英語(オリジナル)、ヒンディ語・タミル語・テルグ語(新吹替)
公開日:2025年1月24日(インド現地時間)
劇場:PVR INOX系列 インド国内全域 621スクリーン
配給:株式会社ギークピクチュアズ/Geek Pictures Pvt. Ltd.
著作:株式会社ティー・イー・エム

<概要>
「ラーマーヤナ」(ラーマ王子行状記)は「マハーバーラタ」(バラタ族の物語)とともにインド人に最も愛されて続けている叙事詩。原作はサンスクリット語で書かれ、紀元前3世紀頃に詩人ヴァールミキによって編集されたと言われている。この物語はインドのみならずタイやカンボジア、インドネシアなど東南アジア一帯に影響を与え舞踊や演劇、影絵芝居、絵画、彫刻、建築など幅広く普及している。中国の「西遊記」、日本の「桃太郎」の物語の元になったという説もある。

<あらすじ>
古代インド、コーサラ国の王城アヨーディアでは、3人の王妃に4人の王子が生まれそれぞれ立派に成長した。宮廷内の陰謀により14年間にわたり宮殿を追放された王子ラーマは、絶世の美女シータ妃をともなって森に隠棲していた。そんな折、森の悪魔を退治したラーマは魔王ラーヴァナの怒りをかい、妻シータを誘拐されてしまう。
猿軍の協力を得てシータの救出に向かうラーマ。しかし強力なラーヴァナ軍と戦闘中に弟ラクシュマナは溺死の重傷を負う。このとき猿軍の将ハヌマーンが天翔けてヒマラヤに飛び、傷を癒す薬草の生えた山をそのまま担いで運び、弟ラクシュマナの命を救う。やがてラーマ軍は“天の武器”を使ってラーヴァナ軍を倒し、アヨーディアに凱旋する。

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