株式会社KeyHolder傘下で映像コンテンツ制作を手掛ける株式会社UNITED PRODUCTIONS(本社:東京都渋谷区、代表取締役:森田篤、以下「UP」)は、2月1日付で海外コンテンツプロジェクトチームを立ち上げた。これに伴い、海外との共同企画による映像コンテンツ制作で豊富な実績を持つVesuvius Picturesの創業メンバーが同プロジェクトに参画することが決定した。
株式会社UNITED PRODUCTIONSは、バラエティ番組をはじめ、ドラマ、映画、ミュージックビデオなど、幅広いジャンルの映像作品を手掛ける制作プロダクションである。2023年には、日本アカデミー賞6部門で優秀賞を獲得した映画『流浪の月』の製作や、ギャラクシー賞を受賞したTBSドラマ『不適切にもほどがある!』の制作協力などを行った。また、2023年5月には、グローバル市場をターゲットとしたコンテンツ戦略を推進するTOKYO ROCK STUDIO株式会社を新設。2024年3月には、ホラーエンターテインメント市場で注目を集める株式会社闇と資本業務提携契約を締結。2024年12月からはCM制作事業にも本格参入する予定だ。
Vesuvius Picturesは、クリエイティブディレクターの山本兵衛(Hyoe Yamamoto)とプロデューサーのデボラ・バリヤス(Deborah Barillas)を中心に、東京を拠点として映画、ドラマ、リアリティーショー、ドキュメンタリーなどのプレミアム映像コンテンツを企画・制作してきた。Amazon Studios、BBC、Netflix、ALJAZEERA、CNBC、OLYMPIC CHANNEL、adidasなど、国際的なクライアントと協力し、多様なジャンルの映像コンテンツを手掛けてきた。
両氏はBBCなどの海外テレビ局や、Amazon Studios、Netflix UKなどのOTT配信企業と直接交渉できるネットワークを有する。代表的な制作実績としては、Netflixドキュメンタリー「警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件」(53カ国でトップ10入り)、Amazon Prime Video「ベイクオフ・ジャパン」、Netflix「逃亡者 カルロス・ゴーン 数奇な人生」、オリンピックメダリスト・高橋尚子のドキュメンタリー「The Distance」などが挙げられる。
今後、UPは両氏の映像制作や権利関係に関する豊富な経験、バイリンガルな人的ネットワークとスキルを活用し、国内外向けの映像コンテンツ制作を推進する。また、国内のバラエティ番組制作に関するグローバル市場向けライセンス取得やIP開発にも注力し、社内シナジーを最大化することで、世界最高水準のコンテンツ開発・制作を目指す方針だ。
両氏は2月13日から開催される第75回ベルリン国際映画祭併設のEFM(ヨーロピアン・フィルム・マーケット)およびMIPロンドンに出席し、全世界の映像業界関係者に向けて新規事業をアピールする予定だ。
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