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湯浅政明監督が新スタジオame pippin設立:アニプレックス、コミックス・ウェーブ・フィルムなどが参画


『マインド・ゲーム』や『夜明け告げるルーのうた』の湯浅政明監督が、新たなアニメスタジオ「ame pippin株式会社」を設立した。

ame pippin

湯浅監督は、日本アニメを代表する監督・アニメーターで、これまでも数々の独創的な作品を発表。海外での評価が高く、長編映画デビュー作の『マインド・ゲーム』は、モントリオール・ファンタジア国際映画祭で監督賞を含む4部門を受賞、『夜明け告げるルーのうた』は世界最大のアニメーション映画祭、アヌシー国際アニメーション映画祭の最高賞・クリスタル賞を受賞している。2021年には紫綬褒章も受賞し、国内外で日本を代表するアニメ作家と認知されている。

2013年には、サイエンスSARUを立ち上げ自身が代表を務めていたが、2020年に代表取締役を退任。その後、『犬王』の監督作業の後、休養期間に入ることが発表されており、今後の動向が注目されていた。

本スタジオには、アスミック・エースのツイートによると、同社とともに株式会社アニプレックス、株式会社コミックス・ウェーブ・フィルムが参画しているという。

アスミック・エースは湯浅監督との縁が深い会社だ。『マインド・ゲーム』から最新作の『犬王』、他に『四畳半神話大系』の製作をした実績を持つ。アニプレックスも『犬王』に参画しており、その他『DEVILMAN crybaby』や『ピンポン』など湯浅作品に出資・製作してきた。

コミックス・ウェーブ・フィルムは、新海誠監督の作品を制作してきたスタジオとして知られているが、実は『犬王』の製作委員会に参加している(キネマ旬報のデータベースより)。

公式サイトで、湯浅監督のメッセージも発表。
「新しいスタジオが新たな出会いや新鮮な創作の現場になることを期待して。

ゆっくりとした進歩ながらもスピーディーに
臨機応変に楽しみながら自走する集団、
未来を見据えた映像エンターテイメントづくりを目指します!!」

強力な会社のバックアップを得て、湯浅監督がどんな作品を送り出すのか、期待したい。

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