スイス・チューリッヒで開催される第49回Jugend Film Tage(Swiss Youth Film Days)において、ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)が日本人監督作品の特集を行うことが決定した。本映画祭はユース向け映画祭として世界的にも歴史があり、規模の大きい国立映画祭の一つである。
Jugend Film Tageは30歳以下の監督による作品を公募し、毎年特定の国をフォーカスした特集プログラムを展開している。2025年は日本が選ばれ、SSFF & ASIAとぴあフィルムフェスティバルがキュレーションする短編映画プログラムが上映される。
SSFF & ASIAの特集プログラムは「Heartbeat of Japan(日本の鼓動)」と題され、7作品が上映される。ラインナップは以下の通り。
『カフネの祈り』(監督:増田彩来)
『DOCOOK』(監督:羽部空海)
『美食家あさちゃん』(監督:瀬名亮)
『折紙/ Origami』(監督:金森慧)
『瞬間移動』(監督:ナム・アルム, 丹沢千文, 苗加奈那, クォン・オヨン)
『Warmth in a Puddle』(監督:崎村宙央)
『母のレシピ』(監督:川邊出雲)
これらの作品は、感動的なドラマからノスタルジックなアニメーション、示唆に富んだ奇想天外な作品まで、多彩な表現が詰まったプログラムとなっている。
さらに、本映画祭が期間中に実施する4日間の「タレントキャンプ」に、SSFF & ASIA 2024のU-25部門優秀賞を受賞した川邊出雲監督が招聘されることも決定した。
「Heartbeat of Japan」は、3月13日(木)18:00よりblue Cinema Abaton 4にて上映される予定。
Jugend Film Tage(Swiss Youth Film Days)
主に若手フィルムメイカーの作品を扱う、世界的にも最も歴史的で大規模な国立映画祭。1976年に初めて若手クリエイターが参加するビデオコンペティションの形でスタート。年月を経てスイスの若手監督にとって最も重要な登竜門へと成長してきました。中でも3,000以上の作品が集まる短編コンペは5つの異なるカテゴリーで展開され、世界の個性豊かで多様な若手監督たちの才能が発信される場となっています。
第49回の映画祭は3月12日~16日まで、チューリッヒにて開催。
Schweizer Jugendfilmtage – Das grösste Nachwuchs-Filmfestival der Schweiz
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