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カレー沢薫の「ひとりでしにたい」をNHKが綾瀬はるか主演でドラマ化!終活を描く異色コメディ


NHKは、土曜ドラマ「ひとりでしにたい」の制作を発表した。本作は、カレー沢薫による同名漫画を原作とし、脚本を大森美香が手がける。主演は綾瀬はるか。放送開始は2025年6月21日で、全6回の予定だ。
 
■ 人生と死を真正面から描く異色の“終活”コメディ

「ひとりでしにたい」は、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した作品で、「死」と「笑い」を融合させた新感覚の終活ギャグ漫画として高く評価されている。これを、大河ドラマ「青天を衝け」や連続テレビ小説「あさが来た」を手がけた大森美香の脚本でドラマ化する。

物語の主人公は、独身・子なしの一人暮らしを謳歌する山口鳴海。彼女は、憧れていた伯母が孤独死したことをきっかけに婚活を始めるも挫折。年下の同僚・那須田優弥に「結婚すれば安心って昭和の発想ですよね?」と一蹴される。そこで「婚活」ではなく「終活」を考え始めることに——。

人生の最期をより良く迎えるためにどう生きるべきか。社会の常識や周囲の目に揺れながらも、主人公が模索する姿をユーモラスかつシリアスに描く。
 
■ 綾瀬はるか「この作品を通して視聴者に笑ってほしい」

主演の綾瀬はるかは「原作を読んで『やりたい!』と思いました」と語る。タイトルの「ひとりでしにたい」について「自分らしくありたいという思いを感じた」とも述べ、「この物語を通じて視聴者の皆さんに笑ってほしい」と意気込みを見せた。

また、原作者のカレー沢薫は「将来に対する漠然とした不安こそが描きたいことだった」と振り返り、「楽しくない上に考えても仕方がないことを永遠に考え続けるような漫画を、趣旨を変えずにドラマ化していただけることに感謝している」とコメントしている。

脚本の大森美香は「タイトルを聞いて77歳の母は驚いていたが、思わず声を出して笑ってしまう作品」と語り、制作統括の高城朝子は「独身・子なし・猫と暮らす自分自身も、原作から多くの気づきや勇気をもらった」と本作への思いを明かした。

 
■ 放送情報
土曜ドラマ「ひとりでしにたい」
放送開始:2025年6月21日(土)
放送時間:総合テレビ 毎週土曜 夜10:00~10:45
再放送:毎週水曜 午前0:35~1:20(火曜深夜)
脚本:大森美香
主演:綾瀬はるか
制作統括:高城朝子(テレビマンユニオン)、尾崎裕和(NHK)
演出:石井永二、熊坂出、小林直希(テレビマンユニオン)
公式サイト:土曜ドラマ「ひとりでしにたい」

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