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足立梨花主演『ワン・ナイト・ルール』第1話、女性の性欲に正面から挑む意欲作!


テレビ東京の深夜ドラマ『ワン・ナイト・ルール』の第1話を見てみた。原作は、なかおもとこの同名漫画だ。

第一話「女の性欲はどうすればいい?」は、30代女性の性欲と恋愛観をリアルに描いた作品である。主人公は33歳の会社員・成海綾(足立梨花)。冒頭、ラブホテルの赤い部屋で男性と肌を重ねるシーンが映し出されるが、彼女の日常はむしろ孤独感に包まれている。通勤中、街中の性的な広告やカップルに目が行き、満員電車での密着に思わず反応してしまう。30歳を過ぎて性欲が増したと語るナレーションが流れ、彼氏いない歴8年の成海が突如として湧き上がる衝動に戸惑う姿が描かれる。

後輩・坂崎マリ(田青渚)の恋愛話に乗せられ、マッチングアプリに挑戦しようか迷う。だが、以前の失敗もあり、躊躇する。なぜ自分には恋人ができないのか、なぜ他の人は自然に恋愛できるのかと疑問を抱く成海。彼女は「性欲は男だけのものではなく、女にもある」と考えながらも、「女性は貞淑であるべき」という社会的なステレオタイプが邪魔をしてきて、その処理方法に悩んでいる。

そんな中、彼女の前に現れるのが、チャラい雰囲気を漂わせる上司・堂島吾郎(平岡祐太)。彼は離婚を経験し、「ワンナイトがちょうどいい」と割り切った考えを持つ男だ。堂島に誘われた食事の席で、彼女は次第に心を開いていく。堂島は「たった一晩でも楽しく、後腐れなく思い出にできる関係がほしい」と語り、それに影響を受けた成海は、自分も「してみようかな」と呟く。しかし、「今からホテル行く?」という堂島の誘いには即決できず、トイレに逃げ込む。結果的に堂島はあっさりと引き下がるが、成海の心には変化が生じていく。

翌日、成海は「ワン・ナイト・ルール」を制定することを決意し、堂島に宣言する。ルールは以下の五つだ。
社内や身近な人とはしない。
既婚者・彼女持ちとはしない。
一緒にいて楽しいと思える魅力的な相手であること。
恋愛感情が生まれない人であること。
避妊・性病対策を徹底すること。

堂島は「そんな完璧な相手はいない。俺でどう?」と積極的にアプローチするが、成海は「理想のワンナイトの相手を見つける」と意気込む。

女性の性欲は、いまだに社会的に隠されがちだ。男性同様に性欲を発揮できる社会になればいいと思う。性的であることは罪ではないし、悪いことでは全くない。むしろ、人生で非常に重要な部分であるはず。そうしたテーマを正面から描いていてなかなか意義深い作品だと思う。性欲は当然にある、それを認めた上でどう受け入れ、付き合っていくのか、等身大の人間には性欲があるのだと、当たり前のことを描いているが、とても大切なことだと思う。

そして、堂島吾郎役の平岡祐太がエロい。とにかくフェロモン全開である。

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