『マイ・ワンナイト・ルール』第3話 「ヤッたら好きになるって本当?」では、成海綾(足立梨花)が堂島吾郎(平岡祐太)との一夜を経て、恋愛感情に揺れる様子が描かれる。
前回、堂島にキスされた成海は戸惑いながらも彼を受け入れようとする。しかし、合コン相手の女性が現れ、二人は中途半端な状態で引き裂かれる。食事の席に戻っても成海の意識は堂島の唇に集中し、放心状態の彼女を前田律(木村了)が心配する。しかし、成海の視線はひたすら堂島を追い続けていた。コミカルな作品とはいえ、成海は周囲から見て態度がわかりやすすぎて、不安になる。
二次会へ向かおうとする合コンメンバーの中で、堂島は帰ると宣言する。成海も帰ると言い、意を決して「さっきの続き、どうですか」と堂島に問いかける。彼女はついにワンナイトの関係に踏み出す決意をする。社内ルールには反するものの、彼女の本能がそれを求めていた。堂島は成海の手を引き、ホテルへ向かう。
久しぶりの情事に成海は恋をしていた頃の感覚を思い出す。ホテルに着くなり、二人は激しく求め合い、成海は「もう止められない」と自身の感情に正直になる。求めるままに身体を重ね、久々のセックスを存分に堪能する。
翌日、成海は晴れやかな表情で出勤する。上機嫌な彼女だが、職場では昨夜の出来事を口にすることはできない。なぜなら、堂島は上司だからだ。しかし、そんな成海とは対照的に、堂島は普段通りの仕事モード。冷静な態度を崩さない堂島に、成海は戸惑いと苛立ちを覚える。堂島が何を考えているのか知りたい、そんな気持ちが募る。
一度関係を持ったことで、恋愛感情が芽生えてしまうのか。成海は自問する。いや、これは恋ではなく、久々の興奮が脳を錯覚させているだけだと自分に言い聞かせる。しかし、堂島が他の女性と親しげに話している姿を見ると、動揺してしまう。
このままでは仕事に集中できない。成海は気持ちを切り替えるため、マッチングアプリを試すことにする。しかし、登録してみると届くのは遊び目的のメッセージばかり。性欲は満たされたが、今度は恋愛感情を抑えようと必死になっている自分に気づき、成海は虚しさを感じる。
そんな中、一人の男性からメッセージが届く。キヨハル(青木瞭)と名乗るその男に、成海はほのかにときめきを覚える。割り切った関係を求める彼女は、この新たな出会いに踏み出そうとする。果たして、この出会いが彼女の心にどのような変化をもたらすのか——。
職場でもあからさまに態度に出ていて後輩に堂島と何かあったのかと突っ込まれる成海。あまりにも態度に出やすいの気をつけた方がいい。職場の人とはワン・ナイトしないというルールを自らに課していたが、これだけ態度に出やすいにでは、そのルールは確かに守ったほうがいいかも…と思わせるエピソードであった。マッチングアプリでの新たな出会いは、成海にどんな心境の変化をもたらすだろうか。