GEM Partners株式会社(東京都港区、代表取締役:梅津文)は、2024年の動画配信(VOD)市場規模推計と、2029年までの市場規模予測を示した「動画配信(VOD)市場5年間予測(2025-2029年)レポート」を発行した。本レポートでは、2020年からの市場推移を振り返るとともに、5年後の市場動向を3つのシナリオで試算している。
2024年の市場規模は前年比3.3%増の5,930億円 成長鈍化の兆し
2024年の国内動画配信市場規模は、前年比3.3%増の5,930億円と推計された。この数値は、消費者が動画配信サービス事業者に支払った金額を基に算出されており、広告収入は含まれていない。
市場は2020年のコロナ禍を契機に拡大し、4年間で53.0%増加した。しかし、年々成長率は鈍化し、2024年は前年比5%を下回る伸びにとどまった。コロナ禍における急成長の反動と、市場の成熟化が影響していると考えられる。
2029年の市場規模は7,873億円へ成長見込み
GEM Partnersは、市場成長のスピードを「ベース」「楽観」「悲観」の3つのシナリオで試算した。「ベース」シナリオでは、2024年以降の市場成長率が低下し、2029年には7,873億円に達すると予測している。
DVD・BD市場は今後も縮小すると見られるが、動画配信市場の成長がそれを上回るため、映像市場全体としては拡大傾向が続く見通しだ。
本レポートでは、動画配信市場全体の2029年までの成長予測を、「定額制動画配信(SVOD)」「レンタル型動画配信(TVOD)」「動画販売(EST)」の各カテゴリー別に試算している。また、2024年時点での各サービスの市場規模とシェア、利用者単価、視聴形態やコンテンツジャンルの傾向についても調査しており、業界関係者にとって有益な情報が含まれている。
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動画配信(VOD)市場5年間予測(2025-2029年)レポート – GEM Standard