なかおもとこの漫画を原作としたテレビドラマ『マイ・ワンナイト・ルール』の第4話は、恋愛と性欲のバランス、そして女性の年齢に対する世間の価値観に苦しめられる主人公を鋭く描き出すエピソードとなった。
主人公・成海綾(足立梨花)は、マッチングアプリで出会った男性・キヨハルと会う前に、友人の坂崎マリ(中田青渚)から「ヤリモクの可能性がある」と警告を受ける。事前に電話をしてみるが、軽い褒め言葉に乗せられそうになる一方で、どこか違和感も覚える成海。その心の奥には、先日ワンナイトを共にした堂島吾郎(平岡祐太)の存在が残っていた。
堂島とのワンナイトはそんなにも良かったらしい。性欲がおさまるどころか加速する一方の成海。その気持を分散させるためにもキヨハルと会うことにする成海だが、気乗りしない自分もどこか感じている。
キヨハルとの対面は予想以上に最悪だった。日本酒を飲みながらキザなセリフを連発し、しかもマッチングアプリでは多くの女性と同時進行していることが発覚。さらに、成海が帰ろうとすると、彼女の年齢を持ち出し、「30過ぎた女は婚活に必死」と失礼な言葉を浴びせる。深く傷つく成海だが、自分もまたワンナイトでヤリモクではないか、あの男と同じではないかと自己嫌悪に陥ってさらに傷つく。
そんな心が沈んだタイミングで、前田律(木村了)からの電話が入る。「特に用はないけど、もう少し話したくて」という言葉が成海の心に染みわたり、涙がこぼれる。彼はすぐに成海のもとへ駆けつけ、「無理しなくていいよ、落ち着くまで一緒にいるから」と寄り添う。この優しさが成海の心を少し救った。
一方で、堂島は元妻・叶美琴(酒井若菜)との電話で、「お祝いしてよ」「何か食べに行きたい」と甘えた声を聞かせる。彼の過去は完全には清算されていないようだ。
成海と前田は店に入り、彼が合コンで成海に興味を持った理由を語る。「みんなが取り繕っている中で、一番取り繕っていなかった成海さんに惹かれた」と。成海は「ひねくれてるの?」と率直に尋ね、それがまた前田には魅力的に映る。そして、彼は「明日デートしない?」と誘う。
成海はこの誘いにどう応えるのか——物語は次週へと続く。
キヨハルは絵に描いたようなクズだった。こういう男性に傷つけられて性欲を封印してしまう女性は世の中にそれなりにいるのだろうな。性欲があるのは、人としておかしなことでは全く無い。30過ぎて恋愛したっていいし、婚活に必死にならなくてもいい。キヨハルは、女性を生きづらくしている世間のつまらない偏見を煮詰めたようなキャラクターだった。
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登場人物
成海綾(足立梨花)
堂島吾郎(平岡祐太)
坂崎マリ(中田青渚)
叶美琴(酒井若菜)
前田律(木村了)