バーチャルYouTuber(VTuber)グループ「ホロライブ」に所属する星街すいせいの楽曲『ビビデバ』のミュージックビデオ(MV)が、世界三大広告賞の一つである「Clio Awards」の音楽部門「Clio Music 2025」において、Music Film/Video Craft Animation部門のブロンズ賞を受賞した。

『ビビデバ』のMVは、バーチャルアイドルとしての星街すいせいの魅力と、エネルギッシュな楽曲の世界観を視覚的に表現した作品である。映像制作を担当したのは、アニメ作家・キャラクターデザイナーのしまぐちニケと映像作家・プランナーのBiviによるユニット「擬態するメタ」だ。アニメーションと実写を融合させた独創的な映像表現が国内外で高い評価を受け、今回の受賞に至った。
実写×アニメの融合!星街すいせい「ビビデバ」MV制作の裏側を擬態するメタが語る
Clio Awardsは、広告・デザイン・エンターテインメント分野の優れたクリエイティブ作品を表彰する国際的なアワードである。その音楽部門であるClio Musicでは、音楽を活用した革新的な作品が対象となる。星街すいせいのMVがブロンズ賞を獲得したことは、彼女のアーティストとしての才能だけでなく、日本のVTuber文化やクリエイターたちの表現力が世界に認められた証といえる。
星街すいせいは、YouTubeチャンネル登録者数250万人を超えるバーチャルアーティストであり、2024年3月にリリースした『ビビデバ』はBillboard Hot 100で最高19位を記録するなど、大きな反響を呼んだ。さらに、2024年11月から2025年2月にかけて全国3都市を巡るライブツアーを開催し、日本武道館でのソロライブも成功させている。2025年1月には3rdフルアルバム『新星目録』をリリースし、Billboard JAPANとオリコンの週間デジタルアルバムランキングで1位を獲得するなど、音楽シーンでの活躍を続けている。
今回のClio Music受賞は、星街すいせいの存在感をさらに高めるとともに、VTuberが音楽・映像の分野でも国際的な評価を受ける可能性を示した。今後の活動にも注目が集まる。
星街すいせい
歌を武器に圧倒的な存在感を放ち、ミュージックシーンを切り拓いているバーチャルアイドル。
YouTubeチャンネル登録者は250万人を越え、24年3月にリリースした楽曲『ビビデバ』がスマッシュヒット。Billboard Hot 100では最高順位19位を記録した。
24年11月~25年2月には全国3都市を回るライブツアーと日本武道館でのソロライブを成功させ、25年1月にリリースされた3rdフルアルバム『新星目録』もBillboard JAPANとオリコンの週間デジタルアルバムランキング1位と好調な滑り出しを見せている。