[PR]

119エマージェンシーコール7話あらすじ解説!声が出ない時の通報方法とネット119の重要性。ゲスト声優は関智一


『119エマージェンシーコール』7話「遭難救助—今度こそ救うため、この声を」は、粕原雪(清野菜名)と姉の小夏(蓮佛 美沙子)との絆のエピソードだ。

声が出なくなった通報者のエピソードが冒頭に描かれる。そういう時は、電話を叩いてはいかいいえで応えて、状況を確認するというテクニックがここで示される。ここから、失声症である小夏の話へと入っていく構成だ。

※1話&2話のレビューはこちら
※3話のレビューはこちら
※4話のレビューはこちら
※5話のレビューはこちら
※6話のレビューはこちら

声の出せない人はどうやって119通報をすればいいのか。今回はその疑問に答えるべく、ネット119というシステムも紹介された。事前に申請が必要となるが、スマホから専用サイトにアクセスして画面操作だけで119につながるシステムだ。

ネット119について詳しくは以下のサイトを見てほしい。
NET119緊急通報システム | 消防救急無線・119番緊急通報 | 総務省消防庁

物語は、通報者の救助と並行して、姉妹の過去と関係性を掘り下げていく。小夏は火事の際、何もできなかったことを後悔し続けていた。一方、雪は自身が消防司令官になることが、小夏のトラウマを刺激してしまったのではないかと苦悩する。そんな中、小夏が開いた個展を訪れた雪は、スマホのメモ画面を通じて彼女と会話する。しかし、小夏の「私はそんなこと頼んでない」「雪といるとつらい」という言葉が、姉妹のすれ違いを象徴していた。

クライマックスでは、小夏自身が遭難し怪我を負った少年のために119通報するという展開。声の出せない状態の小夏を、雪は電話を通じて小夏を導いていく。しかし、救助たちが近くまで来ても、入り組んだ森の中では詳細な位置を把握するのが難しい。声を出せない小夏は大声で救助隊を誘導することができない。しかし、ここで子夏はトラウマを乗り越え、声を出して少年を助けることに成功する。

小夏のトラウマは火事の恐怖だけではなかった。あの火事は小夏が起こしてしまったもので、妹を危険にさらした後悔が彼女を苦しめていた。自らの力で少年を助けたことで、小夏は過去の呪縛から解放され、ついに「ありがとう」と雪に伝えるのだった。

兼下睦夫(瀬戸康史)の「相手を一方的に助けられる側に押し込めない方がいい」という言葉も印象的だった。救助活動は単なる救済ではなく、助けられる側の自立や成長にも寄り添うべきであるというメッセージが込められていた。

 
今週のエピソードはネット119など、勉強になる回だった。まだまだこのシステムの周知が充分ではないだろうから、こうしてドラマで伝えることには意義があると言える。

ちなみに、今週のゲスト声優は関智一。公園近くで流血している小さい子を見かけて通報してきた親切なおじさん役だった。親切ではあるけれど、車運転中なので、と「後はよろしく」と途中で電話を切ってしまうが、119しただけ偉い。

東京消防署 消防士ユニフォーム (両面) Tシャツ

東京消防署 消防士ユニフォーム (両面) Tシャツ

2,799円(03/20 09:29時点)
Amazonの情報を掲載しています

登場人物
粕原雪(清野菜名)
高千穂(中村ゆり)
兼下睦夫(瀬戸康史)
新島紗良(見上 愛)
与呉心之介(一ノ瀬颯)
箕輪健介(前原滉)
上杉 昴(酒井大成)
田中 悠(三浦獠太)
粕原小夏(蓮佛 美沙子)
粕原春香(堀内敬子)
粕原 銀(遠山俊也)
高千穂一葉(中村ゆり)
堂島信一(佐藤浩市)