アーケードゲーム「星と翼のパラドクス」を原作とする長編アニメーション映画「アズワン/AS ONE」が今夏に公開されることが決定した(配給:ギャガ)。監督を務めるのは「名探偵コナン」シリーズの静野孔文。キャラクターデザインは「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズの貞本義行が手がける。

本作は、スクウェア・エニックスが展開するアーケードゲーム「星と翼のパラドクス」を原作としながらも、ゲームの内容にとらわれず、オリジナルストーリーとして制作が進められた。原作ゲームの20年前を舞台とし、静野監督がアイデアを構築し、脚本家とともに新たな物語を生み出した。キャラクターは、原作ゲームも手がけた貞本によってすべて刷新されている。
あわせて、2枚のイメージボードと1枚のコンセプトアートも公開された。イメージボードの1枚には、主人公ヨウと、宇宙の彼方にある巡星に生きるラコが幻想的な空間で出会う様子が描かれている。
監督・キャラクターデザイナーからのコメント
監督の静野は、本作について「原作の壮大な物語へとつながる前日譚であり、ゲームセンターで熱狂したファンはもちろん、原作を知らない人でも深く没入できるストーリーになっている」と語る。さらに「主人公ヨウが奏でる旋律が時空を越えて巡星に届くとき、リアライドの秘密やエアリアルの誕生秘話、巡星と地球の深遠なる関係といった原作では語られなかった数々の謎が解き明かされていく」と、本作の見どころを紹介した。
一方、キャラクターデザインを担当する貞本は「久々の劇場作品への参加となる。初めてご一緒する監督との制作や新たな試みが多く、あらゆる面で刺激的な作品になると思う。ぜひ期待して待ってほしい」とコメントを寄せた。
公式サイト:映画『アズワン/AS ONE』公式サイト