洋画専門チャンネル「ザ・シネマ」は、3月8日の国際女性デーにあわせ、映画界に大きな足跡を残してきた女性監督の作品を特集する。
国際女性デーは、女性の権利を守り、ジェンダー平等の実現を目指す日として世界各国で記念されている。2025年のテーマは「すべての女性と少女のために:権利、平等、エンパワーメント」。このテーマに沿い、ザ・シネマではジェーン・カンピオン、クレール・ドゥニ、グレタ・ガーウィグらによる名作4作品を放送する。
放送予定の4作品
『ピアノ・レッスン【4Kレストア版】』(1993年)
放送日:3月8日(土)6:00~ほか
ジェーン・カンピオン監督による繊細な映像美で描かれた禁断の愛の物語。ホリー・ハンターがアカデミー主演女優賞、アンナ・パキンが助演女優賞を受賞し、脚本賞を含む計3部門でオスカーに輝いた。さらに、カンヌ国際映画祭では女性監督として初めてパルム・ドールを受賞した作品でもある。
『エンジェル・アット・マイ・テーブル【2Kレストア版】』(1990年)
放送日:3月8日(土)8:15~ほか
カンピオン監督が手がけた長編第3作。作家ジャネット・フレイムの自伝三部作を基に、詩人を夢見る少女の数奇な半生を描く。ヴェネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞した。
『美しき仕事【4Kレストア版】』(1999年)
放送日:3月8日(土)11:15~ほか
クレール・ドゥニ監督がフランス外人部隊の兵士たちの躍動する肉体と、指揮官が抱く複雑な愛憎を耽美的に描いた作品。英国映画評論誌「Sight & Sound」が選ぶ「史上最高の映画」ランキングで第7位にランクインしている。
『ナイツ&ウィークエンズ』(2008年)
放送日:3月8日(土)13:15~ほか
グレタ・ガーウィグがジョー・スワンバーグと共同で監督・製作・脚本・主演を務めた長編デビュー作。遠距離恋愛をテーマに、若い男女のリアルな関係を描く“マンブルコア”ムーブメントを代表する作品の一つである。
ザ・シネマとは
ザ・シネマは、ハリウッドのヒット作からミニシアター系のレア作品まで幅広く取り扱う洋画専門チャンネル。貴重な地上波放送時の吹き替え版や、DVD未発売の作品も放送するなど、映画ファンにとって貴重なコンテンツを提供している。
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