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「窓ぎわのトットちゃん」が快挙!ベルギーアニメーション映画祭でグランプリと観客賞のダブル受賞!


ベルギー・ブリュッセルで開催されたアニメーション映画祭「Anima Festival 2025」において、日本の八鍬新之介監督による『窓ぎわのトットちゃん』が長編部門の最優秀アニメーション映画賞を受賞した。

審査員は「過去を舞台にしながらも現代的な視点を持ち、子供の複雑な視点を通して描かれた本作は、演出の巧みさと主人公のキャラクター造形において卓越している」と評価し、満場一致で同作を選出した。また、『窓ぎわのトットちゃん』は観客賞(長編部門)も獲得し、ダブル受賞を果たした。

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特別賞には、ラースロー・チャーキ監督(ハンガリー)の『Pelikan Blue』が選ばれた。審査員は「小さなディテールから始まり、ドキュメンタリー的な手法と巧妙なドラマ構成が見事に融合している」とコメントした。

児童向け長編部門では、クリスティナ・ドゥフコヴァ監督(チェコ・スロバキア・フランス合作)の『Living Large』が最優秀賞を受賞した。審査員は「ユニークでコミカルな世界観の中で、家族の絆を丁寧に描いた作品」と評価した。

また、観客賞(児童向け長編部門)は、アンドレ・カディ監督とカリーヌ・ヴェジーナ監督(カナダ・フランス合作)の『Hola Frida!』が受賞した。

短編部門では、ステファニー・ランサック&フランソワ・ルロワ監督(フランス)の『Sisowath Quay』が国際短編部門のグランプリに輝いた。審査員は「実写とアニメーションを融合させた視覚的な独創性が際立ち、ロマンティックな物語が衝撃的なホラーへと変貌する展開が観客を引き込んだ」と述べた。

特別審査員賞は、アヌ=ローラ・トゥッテルベルグ監督(エストニア・リトアニア合作)の『On Weary Wings Go By』に贈られた。16mmフィルムや磁器などのアナログ技法を駆使し、「生命の儚さを表現した実験的かつ物語性のある作品」と評価された。

さらに、日本のアニメーション作品として、泉原昭人監督の『Kawauso』が最優秀短編映画賞(最優秀短編映画プレス賞)を受賞した。審査員は「日本の絵巻物の伝統に対する美しいオマージュであり、繊細な作風と明確なメッセージを兼ね備えた作品」と称賛した。

公式サイト:ANIMA FESTIVAL – AWARDS 2025 | Anima Festival