[PR]

『機動戦士ガンダム GQuuuuuuX -Beginning-』米国興行収入107万9898ドルを記録


アニメ映画『機動戦士ガンダム GQuuuuuuX -Beginning-』が、3月6日をもって米国での1週間限定上映を終了した。興行収入は合計107万9898ドルに達した。

本作は、2月28日から3月2日の最初の3日間で91万6000ドルを記録し、同週末の米国ボックスオフィスランキングで第10位にランクインした。

一方、日本国内においては、1982年公開の劇場版『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』の累計興行収入を超えた。同作の興行収入は23億円(現在のレート換算で約1488万ドル)だったが、『GQuuuuuuX -Beginning-』はこれを上回り、ガンダムシリーズの国内興行収入ランキングで歴代2位となった。首位は、2024年5月時点での最終週末に479億6455万740円(約3105万ドル)を記録した『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』である。同作はその後、2024年内に特別上映を実施し、累計興行収入は53億8000万円(約3550万ドル)に到達している。

『GQuuuuuuX -Beginning-』は1月17日に日本で公開され、初週末の興行収入ランキングで第1位を獲得した。公開3日間で35万2500枚のチケットを販売し、興行収入は5億9883万2300円(約383万ドル)に達した。累計では180万枚のチケットを販売し、興行収入は29億6596万5500円(約1992万ドル)に上る。

なお、本作のテレビアニメ版はAmazon Prime Videoにて全世界240以上の国と地域で配信予定。日本国内では4月9日午前1時より配信が開始される。

物語は、宇宙空間に浮かぶコロニーで平穏に暮らす高校生・譲葉アマテを主人公に描かれる。彼女は戦争難民の少女・ニャンと出会い、違法なモビルスーツ決闘競技「クランバトル」に巻き込まれる。「マチュ」という名で参戦したアマテは、GQuuuuuuXを駆り、日々熾烈な戦いを繰り広げる。そんな中、宇宙軍と警察の双方から追われる正体不明のガンダムと、そのパイロットである少年・シュウジが彼女の前に現れる。

本作の監督は『フリクリ』の鶴巻和哉(『フリクリ』『トップをねらえ2!』)、シリーズ構成および脚本は榎戸洋司(『少女革命ウテナ』)と庵野秀明(『エヴァンゲリオン』『シン・ゴジラ』)が担当する。キャラクターデザインは竹(『刀語』『戯言シリーズ』)、メカニカルデザインは山下いくと(『エヴァンゲリオン』)が手掛ける。

本作のような、テレビアニメを先行上映するという習慣が、北米市場にはない。今回、一週間限定の上映で一度は10位にランクインしたことは快挙と言える。『鬼滅の刃』のワールドツアー上映も一定の成功を収め、『ぼっち・ざ・ろっく』の総集編映画や『劇場版「進撃の巨人」完結編 THE LAST ATTACK』なども海外で展開された。海外でも、アニメの総集編や先行上映が広がりつつある。