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アニメ業界の今がわかる!マイナビが業界地図を公開、市場規模や課題も解説


学生向け就職活動(就活)就職情報サイトのマイナビが、アニメ・エンターテイメントの業界地図ページを公開している。

アニメ・エンターテインメント 業界地図 – 就活準備 – マイナビ2026

このページには、マイナビにエントリーリストを掲載しているアニメーション企業や注目企業を取り上げ、関連会社や出資先の関係などを掲載していて、就活生にとって便利な内容になっている。

それだけでなく、現在のアニメ業界の全体概況や課題、将来性などに関する分析も掲載。以下のような内容になっている。

・日本のアニメ産業は、コロナ禍による一時的な停滞を乗り越え、再び成長軌道に乗っている。しかし、人材育成や制作費の上昇など、いくつかの課題も抱えている。

・日本動画協会の「アニメ産業レポート2023」によると、2022年のアニメ市場規模は前年比6.8%増の2兆9,277億円となり、2年連続で過去最高を更新した。2020年はコロナ禍の影響で10年ぶりに市場が縮小したが、その後は回復基調にある。

・市場拡大を牽引しているのは動画配信サービスだ。NetflixやAmazonプライム・ビデオなどの海外大手企業が独自のアニメ作品を制作・配信しているほか、日本のアニメ制作会社が海外市場を視野に入れた作品を増やしている。国内外の配信プラットフォームの成長が、アニメ市場の拡大を後押ししている。

・現在、日本国内には800社以上のアニメ制作スタジオが存在する。これらは企画・制作を担当する元請け会社と、原画や撮影、編集などの作業を請け負う下請け会社に分かれており、多くが中小規模の企業だ。

・アニメ業界を支える人材の育成も進んでいる。専門学校や大学ではアニメーション制作に関する学科が設けられ、多くの学生がアニメ業界を目指して学んでいる。しかし、業界全体ではクリエーターの不足が深刻化しており、人材確保が急務となっている。

・アニメ制作の現場では、制作費の上昇が大きな課題となっている。特に中小規模の制作会社では、クリエーターの人件費増加や外部発注のコスト上昇が経営を圧迫している。東京に集中している制作スタジオの一部は、地方や海外に拠点を設けることで人手不足の解消を図っているが、抜本的な解決には至っていない。

・また、海外のアニメ制作では3DCG技術の活用が進んでいるが、日本のアニメ業界では依然として2Dアニメが主流であり、デジタル技術の導入が遅れている。業界の競争力を維持するためにも、デジタル人材の育成が求められている。

・アニメ産業の成長を支えるため、文化庁は2010年から「若手アニメーター等人材育成事業」を実施し、講座や指導を通じて次世代のアニメーター育成に取り組んでいる。2021年には「あにめのたね」として、講演やセミナー、実技演習などを支援する新たな施策を開始した。

・日本のアニメは世界的な人気を誇り、経済的にも大きな影響を与える産業となっている。しかし、制作現場では人材不足や制作費の高騰といった課題が山積している。今後、アニメ産業が持続的に発展するためには、人材育成やデジタル化の推進が不可欠となるだろう。
 
アニメ業界に就職したい学生にとっては有益な情報が並んでいるので参考にしてみてはいかがだろうか。

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