株式会社ボーンデジタル(本社:東京都千代田区、CEO:新 和也)は、コンポジット&VFXソフト「Nuke」の解説書『Nuke教科書』を2025年3月下旬に発売する。

VFX業界に必須の「Nuke」を基礎から実践まで網羅
「Nuke」は映像制作において業界標準のコンポジット&VFXソフトであり、多くのプロフェッショナルが使用している。近年、日本のVFX技術は世界的にも注目を集めており、2024年には映画『ゴジラ-1.0』がアカデミー賞の視覚効果賞を受賞したことでも話題となった。
本書は、初めて「Nuke」に触れる初心者から、より実践的な知識を習得したい経験者まで幅広い層を対象とした内容となっている。また、近年注目を集める「USD」をベースとしたNukeの新しい3Dシステムや、機械学習を活用した「CopyCat」機能などの最新ツールについても詳しく解説している。
豊富な実践的カリキュラム
『Nuke教科書』は6つのパートに分かれており、基礎から応用まで段階的に学習できる構成となっている。
■目次
Part 0:序章 Nukeを始める前に
1章 Nukeとは
2章 本書を読む進めていく前に
3章 本書での学習方法
Part 1:入門編 Nukeの基本操作
1章 基本のインターフェース
2章 プロジェクト設定(Project Settings)
3章 プリファレンス設定(Preferences)
4章 ノード(Node)の作成
5章 ノードの接続と無効化
6章 ノードの種類
7章 ファイルやシーンの読み込みと書き出し
8章 シーンのプレビュー
Part 2:基礎編 2Dノード基礎(基本合成)
1章 Mergeノード
2章 Maskの作成:Rotoノード
3章 Rampノード
4章 2DTracking:Trackerノード
5章 2DTracking:PlanarTrackerノード
6章 Keying:Keyerノード
7章 Keying:Keylightノード
8章 RotoPaintノード
Part 3:実践編 ノードツリーによる合成
1章 Mask(静止画)
2章 Mask(動画)
3章 2DTracking(実践編)
4章 Keying(実践編)
5章 CleanPlate(バレ消し)
6章 動体のバレ消し
7章 CG Compositing
Part 4:応用編 用途別の実践ツール
1章 Upscale
2章 CopyCat
3章 Expression
Part 5:Nukeの3Dシステム
1章 Nukeの3Dインターフェイスと基本操作
2章 Nukeの新しい3Dシステム
3章 3Dノードコンポジット実践
4章 3Dコンポジット応用
Part 6:Nukeシーンリニアとカラーマネージメント
1章 シーンリニアとは
2章 カラースペース(色空間)
3章 NukeのColor Management I/O
4章 実践:NukeでのOCIO
付録:nuke scriptの使い方
Appendix
・Nukeの環境設定
・インターフェースのカスタマイズ
・プリファレンス設定(Preferences)
・ショートカットキー
書籍概要
書名:Nuke教科書
著者:澤田 友明、田原 秀祐、野口 智美、吉沢 康晴、菅原 ふみ
発行・発売:株式会社ボーンデジタル
定価:7,700円(税込)
ISBN:978-4-86246-629-7
サイズ:B5正寸、オールカラー
総ページ数:568ページ
発売日:2025年3月下旬