IDW Publishingは、ゴジラの権利を保有する東宝インターナショナル株式会社との契約を2029年まで延長し、新たな『ゴジラ』ユニバース「カイセイ時代(Kai-Sei Era)」を発表した。このユニバースは、3つの新シリーズによって展開される。
その第一弾として、10年ぶりの『ゴジラ』新連載シリーズがスタートする。脚本はTim Seeley、作画はNicola Čižmešijaが担当。物語の舞台は1954年。新たなエネルギー源「カイセイ」の実験により、ゴジラと他の怪獣たちが目覚める。アメリカのGフォースが怪獣の脅威に立ち向かう中、ゴジラの力を持つ少年が現れ、希望か破滅かの鍵を握ることになる。連載開始は7月の予定だ。
続く8月には、『Godzilla: Escape the Deadzone』が登場する。脚本はイーサン・パーカーとグリフィン・シェリダン、作画はPablo Tunicaが務める。本作では、シリーズ初となる人間と怪獣のハイブリッドキャラクターが登場し、新ユニバースの重要な要素であるポストアポカリプスの「デッドゾーン」を舞台に物語が展開される。
さらに、『Starship Godzilla』も発表された。クリス・グーチとオリバー・オノによる本作は、東宝作品として初めての試みとなる。宇宙の異端者たちが乗る宇宙船が、怪獣の世界へと向かうミッションに挑む。彼らは危険と報酬に直面しながらも、宇宙全体の運命を左右する秘密に迫っていく。
IDWと東宝は2020年に初めて契約を結び、2024年には大規模な新プロジェクトを発表していた。今回の契約延長と新ユニバースの発表により、ゴジラの物語はさらなる広がりを見せることになる。