泉朝樹によるホラーコメディ漫画を実写映画化した『見える子ちゃん』に、京本大我(SixTONES)の出演が決定した。京本は、主人公・みこ(原菜乃華)が通う高校に代理の担任として赴任する教師・遠野善(とおの・ぜん)を演じる。
本作は、ある日突然霊が“見える”ようになった女子高生・みこが、「見えていないフリ」をして危機を乗り越えようとする物語。京本が演じる遠野善は、寡黙で優しく真面目そうな人物ながら、どこか異質な雰囲気を漂わせる謎めいたキャラクター。その裏にはある“秘密”が隠されており、物語が進むにつれて真実が明らかになっていく。
京本は本作について「先生役の経験はあるが、遠野はさまざまな背景を持つ難しい役どころだった。台本を何度も噛み砕きながら向き合った」とコメント。また、監督の中村義洋や共演者との撮影について「明るい現場で楽しく演じることができた」と振り返った。さらに、作品の仕上がりについては「ホラーの概念を壊すような作品」とし、観客に向けて「ぜひ楽しんでほしい」と呼びかけた。
原作者の泉朝樹は、京本の撮影時の印象について「真面目で、原作をしっかり読んでくださっていることが伝わって嬉しかった」と語る。また「台本に目を通す姿や、撮影中にさまざまなものを写真に収めている様子が、遠野のキャラクターと通じるものを感じた」とも述べた。
監督・脚本を務めた中村義洋は、京本の演技について「本当に難しい役どころだが、初日から完璧に役に入り込んでいた」と絶賛。また、撮影中のエピソードとして「ロケ地で小さな虫の大群に白い衣装の京本だけが狙われ、耐えきれず頬が痙攣してしまった」と振り返り、「敵か味方か?京本大我!ぜひ劇場で確かめてほしい」と観客にメッセージを送った。
『見える子ちゃん』は2025年6月6日(金)に全国公開予定。原作はKADOKAWAのMFCレーベルより刊行されており、監督・脚本を中村義洋、制作プロダクションをツインズジャパンが務める。出演者には、原菜乃華、久間田琳加、なえなの、山下幸輝、堀田茜、吉井怜、高岡早紀、滝藤賢一など豪華キャストが揃う。