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深川麻衣主演、城定秀夫監督『嗤う蟲』、ポルト国際映画祭で審査員特別賞を受賞


城定秀夫監督の最新作『嗤う蟲』が、ポルトガルで開催された第45回ポルト国際映画祭の監督週間長編映画コンペティション部門において、審査員特別賞を受賞した。本作は、主演に深川麻衣、共演に若葉竜也を迎えた日本発のヴィレッジ《狂宴》スリラーであり、現在公開中である。

Ⓒ2024 映画「嗤う蟲」製作委員会

ポルト国際映画祭とは

ポルト国際映画祭は、1981年に創設された国際映画祭であり、ポルトガル第2の都市ポルトにて毎年開催される。シッチェス・カタロニア国際映画祭、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭と並び、世界三大ファンタスティック映画祭の一つとされている。第45回を迎えた今年の映画祭では、世界71カ国から1800作品がエントリーされ、その中から約100作品が厳選されて上映された。

『嗤う蟲』は監督週間長編映画コンペティション部門に出品され、上映後には観客から熱狂的な拍手が送られた。観客からは「城定監督の無駄のない演出設計は素晴らしい。見るものの知性を尊重し、必要十分な映像を提示している」といった高評価が寄せられた。

同部門では、鎌田義孝監督作『蘭島行』で主演を務めた木村知貴が主演男優賞を受賞している。

映画『嗤う蟲』の魅力

本作は、田舎移住ブームの裏側に潜む“村の掟”の恐怖を描いたスリラー作品である。スローライフを夢見て地方移住を決めた夫婦が、逃げ場のない村社会の異常な掟に囚われていく様を描いている。実際に日本各地で発生した村八分事件をもとに、リアルな社会問題をスリリングなストーリーに落とし込んでいる。

主演の深川麻衣は、「まんぷく」「青天を衝け」「特捜9」などで知られる実力派女優。共演の若葉竜也も、「アンメット ある脳外科医の日記」や『街の上で』『市子』など話題作への出演が続く実力派俳優である。さらに、田口トモロヲ、杉田かおる、松浦祐也、片岡礼子、中山功太といったベテラン俳優陣が脇を固める。

Ⓒ2024 映画「嗤う蟲」製作委員会

脚本は、『先生を流産させる会』『許された子どもたち』『ミスミソウ』などで知られる内藤瑛亮が手がけた。監督を務める城定秀夫は、『性の劇薬』『女子高生に殺されたい』などの話題作を生み出し、『アルプススタンドのはしの方』では第42回ヨコハマ映画祭監督賞、第30回日本映画プロフェッショナル大賞監督賞を受賞した実力派である。
 
ストーリー

イラストレーターの杏奈(深川麻衣)は、脱サラした夫・輝道(若葉竜也)とともに都会を離れ、麻宮村に移住する。そこは、自治会長の田久保(田口トモロヲ)を過剰なまでに信奉する村民たちが暮らす異様な村だった。移住当初はスローライフを満喫していた杏奈だったが、やがて田久保を恐れる村民の姿を目の当たりにし、不信感を募らせる。一方、輝道は田久保の仕事を手伝ううちに、村の隠された掟の存在を知ってしまう。家族を守るため、輝道はその掟に身を委ねる決断をするが……。
 
作品情報
監督:城定秀夫
脚本:内藤瑛亮、城定秀夫
音楽:ゲイリー芦屋
キャスト:深川麻衣、若葉竜也、松浦祐也、片岡礼子、中山功太、杉田かおる、田口トモロヲ
製作・配給:ポニーキャニオン、ショウゲート
上映時間:99分
レイティング:PG-12

公式情報
公式サイト:https://waraumushi.jp/
公式X(旧Twitter):https://x.com/waraumushimovie
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@waraumushimovie

ポルト国際映画祭での受賞を機に、さらなる注目を集める『嗤う蟲』。日本の村社会に潜む闇を描いた本作が、今後どのような評価を受けるのか、引き続き注目したい。

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