アニメーション界の巨匠、ユーリー・ノルシュテインの代表作を集めた特集上映『ユーリー・ノルシュテイン作品集 ひとりじゃないんだよ』が、2025年3月4日(火)から3月30日(日)まで、東京都写真美術館で開催中だ。
本特集では、『話の話』や『霧の中のハリネズミ』を含む全8作品を一挙上映。切り絵を用いたリアリティ溢れる表現と詩的な演出で知られるノルシュテインの映像美を堪能できる。特に、劇場初公開となる『おやすみなさいこどもたち』や『ロシア砂糖CM』も特別上映される点が注目される。
今回の上映では、家族向けの特別料金が設定されている。大人(一般・シニア)と小学生以下の子どもが一緒に鑑賞する場合、割引料金が適用される。また、会場内は薄明かりの状態で上映され、鑑賞中の会話や途中退出・再入場も可能となっており、小さな子ども連れでも気軽に楽しめる環境が整えられている。
作品情報
『ユーリー・ノルシュテイン作品集 ひとりじゃないんだよ』
上映期間:2025年3月4日(火)〜3月30日(日)
会場:東京都写真美術館 1Fホール
上映作品:『話の話』(29分)、『霧の中のハリネズミ』(10分)、『25日・最初の日』(9分)ほか計8作品
料金:一般 1,300円、学生 1,100円、小学生以下(3歳以上)500円
セット割:大人1人+子ども1人 700円、大人1人+子ども2人 1,000円
ノルシュテインのドキュメンタリーも同時上映
さらに、同会場ではドキュメンタリー映画『ユーリー・ノルシュテイン 文学と戦争を語る』も上映される。本作は、ロシアとウクライナの戦争が始まって1年後の2022年、モスクワに住むノルシュテインにインタビューを行い、芸術や文学を通して世界を読み解く視点を探る内容となっている。
『ユーリー・ノルシュテイン 文学と戦争を語る』
上映時間:90分
監督:才谷遼
料金:一般 1,300円、学生 1,100円、小学生以下(3歳以上)500円