米国のCBSスタジオとプロパゲート・コンテンツが、人気ダークファンタジー漫画『CLAYMORE(クレイモア)』のテレビドラマ化を進めているとdeadlineが報じている。俳優であり漫画ファンとしても知られるマシ・オカ(『HEROES/ヒーローズ』、『Hawaii Five-0』)が制作に関与し、日本の出版社・集英社と協力してプロジェクトを推進する。
オカはエグゼクティブ・プロデューサーとして参加し、プロパゲート・コンテンツのベン・シルバーマン、ハワード・T・オーウェンズ、ロドニー・フェレル、さらに集英社と共に制作に携わる。現在、脚本家を選定中とのことだ。
『CLAYMORE』は、八木教広による漫画作品で、中世風のダークな世界を舞台に、古来より人間を襲ってきた妖魔(ヨーマ)と、それに立ち向かう女性戦士クレイモアたちの戦いを描く。2007年には日本でアニメ化されている。
今回の実写ドラマ化では、原作およびアニメの持つアクション性や道徳的葛藤を忠実に再現することを目指しているという。
オカはこれまでも漫画に深い関心を持ち、『HEROES/ヒーローズ』で演じたキャラクター同様、自身も漫画を収集していることで知られる。さらに、Netflixで2017年に公開された実写映画『デスノート』の共同プロデューサーも務めていた。
また、オカとプロパゲート・コンテンツはCBSスタジオとの関係が深く、オカは同スタジオ制作のドラマ『Hawaii Five-0』にレギュラー出演していた経歴を持つ。プロパゲート・コンテンツもCBSスタジオとファーストルック契約を結んでおり、現在も共同プロジェクトを進めている。
Netflixの実写版『ONE PIECE』の成功を受け、米国では漫画の実写化に対する関心が高まっている。『CLAYMORE』のドラマ化も、その流れを受けた新たな挑戦として注目される。