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韓国ネイバーウェブトゥーン、ハリウッドの反海賊版組織ACEに加盟


韓国発のウェブトゥーン大手であり、Netflixの『地獄が呼んでいる』やDisney+の『コネクト』などの原作IPを提供するネイバーウェブトゥーンが、ハリウッドの主要な反海賊版組織「Alliance for Creativity and Entertainment(ACE)」に加盟した。ウェブトゥーンプラットフォームが同組織に参加するのは初めてとなる。

ACEは、米国映画協会(MPA)が運営する反海賊版組織であり、今回のネイバーウェブトゥーンの加盟は、近年グローバルで注目を集めるIP創出分野への重要な拡大を意味する。

ネイバーウェブトゥーンは、ウェブトゥーンおよびウェブノベル分野で初めてACEに加盟した企業であり、また韓国発の企業としても初めてとなる。同社はナスダック上場企業であるウェブトゥーンエンターテインメントの一部であり、アジアを中心にウェブトゥーン人気を爆発的に広げた原動力の一つである。その影響力は世界中の新たなスター作家を生み出すとともに、同社のコンテンツはグローバルなIPソースとしても重要な役割を果たしている。

同社のスタジオである米国のWattpad Webtoon Studiosと韓国のStudio Nは、Netflixの『今、私たちの学校は…』『地獄が呼んでいる』『Sweet Home』、Disney+の『コネクト』『ヴィジランテ』、Crunchyrollの『神之塔』『The God of High School』など、多くの人気作品を生み出している。

ウェブトゥーンエンターテインメントの創業者兼CEOであるキム・ジュンゴ氏は、「ウェブトゥーンは世界中のエンターテインメントとファンダムを変革し、あらゆる場所のストーリーテラーが自身の声を発信することを可能にした。ACEに加盟する初のウェブトゥーン企業として、クリエイターの保護を継続し、違法流通の深刻さについての認識を高めることを誇りに思う。ACEおよび業界のパートナーとともに、違法コンテンツ配信に対抗するための協力機会を見出し、共に取り組んでいきたい」とコメントした。

ACEは、MPAおよび世界のメディア・テクノロジー企業によって2017年に設立され、オンライン海賊版対策を共同で進めている。現在、ACEにはハリウッドの主要スタジオをはじめ、アジア、ヨーロッパ、中東、ラテンアメリカのコンテンツ企業を含む50以上のメンバーが加盟している。

MPA会長兼CEOであり、ACEの会長でもあるチャールズ・リヴキン氏は、「ネイバーウェブトゥーンの加盟は、ACEのアジア太平洋地域への拡大、世界的な成長、そしてあらゆる形態の知的財産を保護するという使命の強化につながる。韓国からカリフォルニア、さらにはその間に位置する市場に至るまで、ACEは常に新たな拠点を模索している。地域の法執行機関との連携を強化し、コンテンツの盗用を防ぎ、消費者を保護し、クリエイティブ経済を脅かす海賊版エコシステムを解体するための取り組みを進めていく」と述べた。

神之塔 -Tower of God-

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