ウォルト・ディズニー・ジャパン、新トップに日色保氏 – ジョンソン・エンド・ジョンソンや日本マクドナルド社長を歴任

hotaka-sugimoto 2025年3月28日

ウォルト・ディズニー・カンパニーは3月28日、日色保（ひいろ・たもつ）氏を日本法人のマネージング・ディレクターに任命したとhollywood reporterが報じた。廣保氏はディズニーAPAC（アジア太平洋地域）プレジデントのルーク・カン氏に直接報告する立場となる。

日色氏は、過去5年間にわたりディズニー日本法人を率いたキャロル・チョイ氏の後任となる。チョイ氏は引き続きAPACスタジオ、オリジナルコンテンツ戦略、ネットワーク、統合マーケティング担当のエグゼクティブ・バイス・プレジデント（EVP）として地域レベルでの責務を担う。チョイ氏の指導のもと、日本市場においてDisney+は主要なストリーミングプラットフォームの一つに成長し、日本オリジナルコンテンツの制作基盤も確立された。

日色氏は35年以上の経営経験を持つベテランであり、これまで日本マクドナルドの社長兼CEO、ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人の社長を歴任した。新たな役職では、ディズニーの日本におけるエンターテインメント事業の成長を統括し、企業の最上級代表としての役割を果たす。

ディズニーAPACのカン氏は、「日色氏のような卓越したリーダーが日本ビジネスを率いることを大変嬉しく思う。我々にとって非常に重要な市場である日本において、廣保氏の市場に対する深い洞察力、戦略的なビジネス手腕、広範なネットワークが、ディズニーのエンターテインメント事業を新たな高みに導くと確信している」と述べた。また、チョイ氏については「日本ビジネスに計り知れない影響を与えた重要なリーダーであり、今後もAPAC事業の戦略的な柱において協力していく」と評価した。

日色氏は、「世代を超えて愛されるストーリーやキャラクターを持つウォルト・ディズニー・カンパニーという、世界的に評価の高い企業に加わることができ、大変光栄に思う。日本がエンターテインメント業界における消費市場およびコンテンツ拠点としての戦略的重要性を増す中で、企業の成長をさらに加速させる一助となることを楽しみにしている」と意気込みを語った。