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「風の谷のナウシカ」台湾で初の劇場公開 興行収入1億6000万円に迫る


宮崎駿監督のアニメーション映画「風の谷のナウシカ」が台湾で初めて劇場公開され、興行収入が公開から約3週間で3500万台湾元(約1億6000万円)に達した。特に台湾限定の特典ポスターが話題を呼び、観客の関心を集めている。

本作は1984年に日本で公開され、スタジオジブリの代表作の一つとして知られている。しかし、台湾ではこれまで劇場公開の機会がなく、今回が初のスクリーン上映となった。台湾の配給会社は2021年からジブリ作品の劇場公開を進めており、未公開作品の上映にも力を入れている。

公開初週には、台湾の著名なグラフィックデザイナー、方序中(ジョー・ファン)氏がデザインした「王蟲(オーム)」のポスターが来場者特典として配布された。このポスターはインターネット上で大きな反響を呼び、一部では高値で取引されるほどの人気となった。特典ポスターは週替わりで異なるデザインのものが配布され、2週目、3週目にも来場者に向けた限定ポスターが登場した。

方氏はこれまで「千と千尋の神隠し」「もののけ姫」「ハウルの動く城」などのジブリ作品でも特典ポスターのデザインを手がけており、今回の「風の谷のナウシカ」のポスターも彼の作品の一つとなる。特典ポスターには古代の絵画風のデザインが採用され、王蟲の目には光沢加工が施されるなど、細部にまでこだわった仕上がりとなっている。

「風の谷のナウシカ」は、戦争と環境破壊によって荒廃した世界を舞台に、少女ナウシカが巨大な蟲たちが生息する「腐海」の秘密を解き明かしていく物語。台湾でも長年愛され続けてきた作品であり、今回の劇場公開によって新たな世代の観客にもその魅力が届けられている。

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