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ミュージカル「東京リベンジャーズ」#2 血のハロウィン 2025年3月28日開幕レポート


人気漫画『東京卍リベンジャーズ』を原作とするミュージカル「東京リベンジャーズ」#2 Bloody Halloweenが、2025年3月28日、東京・天王洲 銀河劇場にて開幕した。初日公演に先立ち、ゲネプロおよび囲み会見が行われ、主要キャストが登壇した。

©和久井健・講談社/ミュージカル「東京リベンジャーズ」製作委員会

本作は、2023年に上演された初演に続くシリーズ第2弾であり、前作で好評を博した喧嘩アクションとミュージカルの融合がさらに進化。今回は「血のハロウィン」編を描き、東京卍會と芭流覇羅(バルハラ)との抗争が舞台上で繰り広げられる。

物語は東京卍會の創設エピソードから始まり、過去へとタイムリープした主人公・花垣武道(竹中凌平)が、未来を変えるために奔走する姿が描かれる。初演に引き続き、佐野万次郎役を北村諒、龍宮寺堅役を井阪郁巳が演じるほか、新たに場地圭介役の鈴木勝吾、羽宮一虎役の岸本勇太、松野千冬役の佐藤流司らが加わり、作品にさらなる深みを与えている。

©和久井健・講談社/ミュージカル「東京リベンジャーズ」製作委員会

特に、東京卍會のカリスマ的存在である佐野万次郎(マイキー)のリーダーシップや、場地と一虎、千冬の三者三様の関係性が、本作の見どころの一つとなる。鈴木は場地の爆発力と仲間への深い愛を歌声で表現し、岸本は一虎の複雑な心理を繊細な演技で体現。佐藤は千冬の忠誠心と武道との絆を、力強い歌声で届ける。

©和久井健・講談社/ミュージカル「東京リベンジャーズ」製作委員会

また、平松來馬演じる稀咲鉄太の冷徹な存在感や、伊藤理々杏演じる橘日向の爽やかで希望に満ちた存在も、物語に大きな影響を与える要素となっている。
 
音楽と演出の進化

ミュージカルとしての魅力も増しており、楽曲の数が増えたことで物語のダイナミズムが強化された。主演の竹中は「前作よりもスケールアップしており、エンタメ性が向上した」と語る。喧嘩アクションと音楽の融合が、本作ならではの没入感を生み出し、観客を作品の世界へと引き込む。

囲み会見では、キャスト陣がそれぞれの役への思いや、稽古を通しての手応えを語った。鈴木は「この世界に加われるのが光栄」とし、岸本も「一虎の心情をどう表現するかを考え続けた」と意気込む。また、佐藤は「千冬役を演じることで、期待に応えたい」と語り、伊藤は「女性キャストとしての不安もあったが、皆が温かく迎えてくれた」と感謝を述べた。

本作は、東京公演が4月6日まで、京都公演が4月11日から13日まで行われる。また、Rakuten TVにて一部公演のライブ配信および見逃し配信が決定しており、劇場に足を運べないファンも楽しめる。

約2時間45分の公演時間に詰め込まれた友情と葛藤、そしてリベンジの物語。進化を遂げた「東京リベンジャーズ」の世界を、ぜひ劇場で体感してほしい。

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