映画『8番出口』のロケ地に潜入した実写動画が公開された。制作を手掛けたのはVTuber事務所Million Production(以下、ミリプロ)であり、同社のタレントたちが実際の撮影現場に足を踏み入れた。
『8番出口』は、全世界累計150万ダウンロードを突破し、社会現象となった“異変”探し無限ループゲームを原作とした実写映画である。公開は2025年8月29日を予定している。
ミリプロのタレントたちは、まるでゲームの世界に迷い込んだかのような無限ループの迷宮で異変と対峙。彼らが協力しながら「8番出口」まで辿り着けるのか、スリル満点の映像が展開されている。実写動画はYouTubeで公開されており、視聴者に映画の世界観をいち早く体験してもらえる内容となっている。
映画『8番出口』について
『8番出口』は、2023年にインディーゲームクリエイターのKOTAKE CREATE氏が一人で開発し、大ヒットを記録したゲームを原作とする作品である。地下鉄の駅を舞台に、無限ループする地下通路に閉じ込められた主人公が様々な“異変”に遭遇しながら「8番出口」を目指すというストーリーが展開される。
主演は二宮和也。彼は自身のキャリアで初となる“名前のない主人公”を演じる。監督は『君の名は。』『告白』『悪人』などの企画・プロデュースを手がけてきた川村元気。長編映画の監督を務めるのは『百花』以来2作目となる。
すでにベルリン映画祭併設のフィルムマーケットにおいて海外セールスが開始されており、日本での公開前にもかかわらず15以上の国と地域での上映が決定している。あわせて発表されたポスタービジュアルや特報映像には、異変に満ちた世界観が映し出されており、映画への期待を高めている。
二宮和也・川村元気のコメント
二宮和也は、「川村監督とご一緒したいと思っていたので、お声をかけていただき嬉しく思いました。この作品は言語化が難しいですが、こだわり抜いた一秒一秒を早く皆様に観ていただきたいです」と語る。
一方、川村監督は「『8番出口』は日本発の世界で勝負できる“発明”だと感じました。これほどまでにどんな映画になるのかわからない作品は初めてですが、それこそが映画館で体験すべきエンターテインメントです」とコメントしている。
映画『8番出口』は2025年8月29日公開予定。ゲームの持つ独特な世界観と緊迫感を、実写映画がどのように再現するのか注目される。