映画『ブラックパンサー』シリーズの監督であるライアン・クーグラーが、俳優デンゼル・ワシントンをマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に迎え入れる意向を明らかにしたと米国メディアが報じている。クーグラーはポッドキャスト番組「Nightcap」に出演し、MCを務めるシャノン・シャープやチャド・“オチョシンコ”・ジョンソンとの対談の中で、ワシントンを次回作に起用する計画を語った。
「ずっとデンゼルと仕事をしたいと思っていた。ぜひ実現させたい。『ブラックパンサー3』で彼と共演するつもりだ。彼が興味を持ってくれる限り、必ず実現させる。彼は生きる伝説であり、私たち多くの者にとって素晴らしいメンターだ。彼は常に私たちを支えてくれている」とクーグラーは語った。
昨年11月、ワシントンはオーストラリアのテレビ番組「Today」に出演した際に、クーグラーが『ブラックパンサー3』で自身のための役を執筆していると明かしていた。マーベル・スタジオは現時点で正式な発表を行っておらず、2025年以降の作品として確定しているのは『アベンジャーズ』シリーズの2作と『スパイダーマン4』のみだ。しかし、『ブラックパンサー』シリーズの2作品が世界興行収入で累計20億ドルを超えていることを考えると、第3作が製作されるのは確実と見られている。
クーグラーは現在、マイケル・B・ジョーダン主演のR指定スリラー映画『Sinners』の公開を控えており、本作は4月18日に劇場公開される予定だ。
一方、ワシントンは自身の発言が話題となったことについて「ライアンに電話をして謝罪した。彼の隣には美しい奥さんが座っていたよ。ライアンは相変わらず謙虚で、アイデアに満ちている。彼が何を書こうとも、私はそれを読むつもりだ」と語った。
シャープから『ブラックパンサー3』の公開時期について問われたクーグラーは、「そう遠くはない」とだけ答えており、正式発表が待たれる。