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【2025年】彩の国さいたま芸術劇場 ラインナップ発表!藤原竜也主演『マクベス』、近藤良平新作、ピナ・バウシュ来日など注目公演満載


公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団は、彩の国さいたま芸術劇場および埼玉会館の2025年度ラインナップを発表した。近藤良平芸術監督のもと、多様なジャンルの公演や新たな試みが展開される。

近藤良平芸術監督の2期目、新たな挑戦へ

2022年より彩の国さいたま芸術劇場の芸術監督を務める振付家・ダンサーの近藤良平は、「クロッシング」をテーマに、ジャンルや人々、地域との交流を重視した劇場づくりを推進してきた。2024年3月には大規模改修工事を終え、劇場がリニューアルオープン。さらに同年、開館30周年を迎えたこともあり、新たなステージに向けた準備が進められてきた。

2025年度も「クロッシング」の精神を受け継ぎ、多彩なプログラムが予定されている。近藤監督が率いるシアターグループ「カンパニー・グランデ」は、新作公演に向けたワークを継続。「埼玉回遊」では、埼玉県内各地の文化を掘り起こし、県民との交流を促進する。

演劇:シェイクスピアから新作まで

彩の国さいたま芸術劇場の代名詞ともいえる「彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd」は、2024年度の『ハムレット』に続き、2025年度は『マクベス』を上演。吉田鋼太郎が演出を手掛け、藤原竜也が主演、マクベス夫人役には土屋太鳳が決定している。

また、近藤良平と劇作家・松井周が再びタッグを組む「ジャンル・クロスⅢ」では、新たな演劇作品が創作される。俳優の成河が出演し、演劇とダンスの融合を追求する。

ダンス:世界の舞踊が集結

ダンス分野では、コンドルズの新作公演に加え、イギリスのアクラム・カーンによる『ジャングル・ブック』が世界ツアーファイナルを日本で迎える。また、ピナ・バウシュ率いるヴッパタール舞踊団が8年ぶりに来日し、最晩年の作品『Sweet Mambo』を披露する。

©Karl-Heinz Krauskopf

さらに、「世界のおはなしのダンス」シリーズがスタートし、童話や絵本を題材にした新たな試みが展開される。

音楽:国内外の一流アーティストが集結

音楽プログラムでは、ユリアンナ・アヴデーエワがショスタコーヴィチの《24の前奏曲とフーガ》を演奏するリサイタルを開催。また、カウンターテナーのフィリップ・ジャルスキーとギタリストのティボー・ガルシアによるデュオ公演も注目される。

さらに、坂東祐大の新作《キメラ》が、2年間のリサーチと創作の集大成として披露される予定だ。

若手育成と地域との連携

若手発掘・育成プログラム「彩芸ブロッサム」は、2025年度も継続され、新進気鋭のアーティストや団体を支援する。また、地域との連携を強化するオープンシアター「ダンスのある星に生まれて2025」では、劇場と地域を結ぶ多彩なイベントが展開される。

埼玉会館100周年に向けて

埼玉会館は2026年に創立100周年を迎える。その幕開けとして、「寿ぎ狂言『万作・萬斎の世界』」が上演される予定だ。

2025年度のラインナップは、伝統と革新が交差する充実の内容となっている。劇場のさらなる発展に期待が高まる。