経済産業省が推進する「令和6年度補正 クリエイター・事業者支援事業費補助金(クリエイター・事業者海外展開促進)(JLOX+)」において、「海外向けのローカライゼーション&プロモーション支援」の公募要項が本日3月31日に公開され、第1回応募受付が開始された。事業を担当する映像産業振興機構(VIPO)が発表した。
本支援事業は、日本のクリエイターや企業が海外市場での展開を促進するために、ローカライゼーション(翻訳・字幕・吹替等)やプロモーション活動を支援するものだ。応募を検討する事業者は、公募要項を確認のうえ申請を進める必要がある。
補助対象となるコンテンツは、映像、音楽、舞台芸術、ゲーム、出版、キャラクター・ファッション・デザインなど多岐にわたる。ただし、成人向けコンテンツや政治的・宗教的な宣伝意図を持つコンテンツは対象外となる。
補助対象となる事業例としては、海外のイベントへの出展・参加、海外向けのローカライズ、広報宣伝などが挙げられる。
補助の対象となる経費は、海外渡航費、出展料、会場費、広報宣伝費、ローカライズに関する費用などである。ただし、コンテンツそのものの企画費・制作費、社内人件費、国内消費税などは対象外となる。補助率は対象経費の2分の1となる。
応募資格は、日本の法令に基づき設立された法人、都道府県・指定都市などの地方公共団体、一定の要件を満たす海外現地法人などである。
応募方法は、JLOX+補助金システムにて事業者登録後、必要書類を添付して行う。応募にあたっては、補助金公募要項を熟読する必要がある。
審査は、事務局から独立した審査委員会によって行われ、採択・不採択が決定される。
補助金の流れは、事業者登録、応募、審査、採否通知、交付決定、事業実施、実績報告、確定検査、補助金支払いとなる。
事業者は、補助金の交付を受けた場合、事業完了後に実績報告を行う必要があり、補助金が不正に使用された場合などは返還を求められることがある。
また、応募に関する説明会や相談会も実施される予定で、詳細は公式サイトで案内される。