アニメーションスタジオ・株式会社MAPPAは、2025年4月1日より、新たに音楽レーベル「mappa records(マッパ・レコーズ)」を始動した。
MAPPAは、設立以来14年間にわたり「いつまでも心に残るアニメを届けたい」というビジョンのもと、『呪術廻戦』や『進撃の巨人 The Final Season』、『チェンソーマン』などの話題作を手がけてきた。今回のレーベル設立は、同スタジオがアニメーション作品の世界観をより深く、豊かに表現することを目的とした新たな取り組みである。
「mappa records」では、作曲家やアーティストと協力しながら、作品に寄り添った音楽の制作を進めていくという。また、今後はアニメ音楽の制作にとどまらず、音楽コンテンツの世界配信、CDやLPのリリース、さらにはライブ運営など、多角的な展開を目指す方針だ。
MAPPAは、アニメと音楽を掛け合わせた新たな表現の可能性を追求し、ファンにとってより深い作品体験を提供していくとしている。
同社は、『チェンそーマン』や『とんでもスキルで異世界放浪メシ』といった作品を100%自社出資で製作・制作するなど、自社でアニメ作品の権利を保有・運用していく姿勢を強化している。音楽事業も自社内で手掛けることで、音楽関連の権利も持ち、アニメを中心にしたメディアミックス事業をさらに多角化させていく狙いと思われる。