映画館の運営を支援するテクノロジー企業CIELOは、AIを活用した新たなビジネスインテリジェンスモジュール「CineAI(シネ・エーアイ)」を発表したとboxofficeproが報じている。CineAIは、映画館チェーン全体の運営状況を包括的に把握し、日々の業務に活用できる実用的なインサイトを提供するツールである。
CineAIは、AI技術を駆使することで、映画館の業務効率を高め、観客体験を向上させ、収益性の向上を図ることを目的としている。CIELOプロダクト部門の副社長リック・カブレラ氏は、「CIELO CineAIは、映画館運営における大きな進化を意味します。データ分析の簡略化だけでなく、戦略的な意思決定に繋がる洞察を提供し、業務効率と観客満足度を共に高めることが可能です。この革新は、我々が業界をインテリジェントな映画館運営の新時代へと導くという決意の現れです」とコメントしている。
CineAIは、まるで優秀な技術者と共に業務を行っているかのような操作感を提供する設計となっており、数千件に及ぶデータの中から、正確な事実と実用的な示唆を瞬時に導き出すことができる。たとえば、「過去1年間で、重大なアラートが最も少なかったプロジェクターのブランドとモデルは何か」といった問いに対しても、迅速に答えを提示し、戦略的な意思決定を支援する。
CIELOは、本ツールの導入によって、映画館業界におけるデータドリブンな運営と、よりスマートなマネジメントの実現を目指すことができるとしている。