イ・ジェフン×ク・ギョファンら豪華俳優陣が集結 日本版ポスタービジュアルも解禁
映画『脱走』の日本公開が、2024年6月20日(金)に決定した。主演は『シグナル』『復讐代行人~模範タクシー~』などで高い人気を誇るイ・ジェフン。共演には『D.P.-脱走兵追跡官-』のク・ギョファン、『このろくでもない世界で』のホン・サビン、『ナビレラ~それでも蝶は舞う~』で注目を集めたソン・ガンと、韓国エンタメ界の第一線を走る実力派俳優たちが名を連ねる。
本作は、軍事境界線を警備する北朝鮮の兵士が、自由を求めて脱北を図るという緊迫感あふれる脱出劇。主演のイ・ジェフンが演じるのは、兵役終了を間近に控えた軍曹ギュナム。韓国への脱走を計画するも、部下のドンヒョクに先を越され失敗、さらに追撃者である保衛部少佐ヒョンサン(ク・ギョファン)に執拗に追われることとなる。脱走のタイムリミットはわずか2日間。ギュナムは命がけで南へ向かうが、次々と予期せぬ困難が彼の前に立ちはだかる。
監督を務めるのは、2020年に韓国でヒットを記録した『サムジンカンパニー1995』のイ・ジョンピル。逃走という極限状態の中で交錯する人間ドラマを、鋭い演出で描き出している。さらに、Zion.Tによる楽曲「ヤンファ大橋」が挿入歌として彩りを加え、作品世界に深みをもたらしている。
日本版ポスタービジュアルも同時に解禁された。雨の中、全力で走るギュナムの姿を捉えた印象的な構図に、「止まったら、即死亡」「命がけの脱北計画、開始」といったキャッチコピーが添えられ、視覚的にも本作の緊張感を伝えている。
韓国映画ではこれまでにも『JSA』や『愛の不時着』など、朝鮮半島の分断をテーマにした作品が多数登場してきたが、『脱走』はその系譜に新たな一石を投じる。走るか、止まるか――究極の選択を迫られる90分間の疾走劇は、観客の胸を強く打つに違いない。