【地域活性化の新たな一手】日高信用金庫、「ウマ娘」コラボ缶バッジで馬産地をPR
北海道中央南部に位置する日高地方は、国内有数の競走馬生産地として知られている。しかし近年、人口減少や少子高齢化、都市部への人口流出が地域経済の維持を危うくしており、地域金融機関である日高信用金庫はその活性化に課題としていた。
こうした状況の中、株式会社 Cygamesが提供するクロスメディアコンテンツ「ウマ娘 プリティーダービー」(以下「ウマ娘」)が空前の大ヒットを記録。その影響で、登場キャラクターのモチーフとなった競走馬ゆかりの地を訪れる観光客が増加していた。
「ウマ娘」ゆかりの地域で缶バッジ発売
この好機を捉え、日高金庫は地元企業や自治体と連携し、「ウマ娘」とコラボレーションしたご当地缶バッジの企画・制作に乗り出した。特に、「ウマ娘」に登場する競走馬を繁養していた「うらかわ優駿ビレッジAERU」に対し、コラボグッズの制作を提案した。日高振興局などの協力も得ながら検討を進め、「ウマ娘」ゆかりの日高地方にてコラボ缶バッジの発売が決定した。
缶バッジは地域ツーリズムの促進を図るため、ネット販売は行わず現地販売に限定された。2023年7月には第1弾として2種類の缶バッジが浦河町内の2か所で限定販売され、2024年4月には日高町の「Yogibo ヴェルサイユリゾートファーム」と新冠町の「優駿メモリアルパーク優駿記念館」を新たな販売場所として、第2弾となる全6種類の缶バッジが発売された。
バッジを求める観光客が増加
この取り組みにより、缶バッジを求めて初めて日高地方を訪れる観光客が現れ、缶バッジ販売施設等の利用者も増加した。特に「うらかわ優駿ビレッジAERU」からは、販売エリアを拡大した2年目には、コラボ缶バッジを求める観光客が日高地方を広く巡り、地域の飲食店、宿泊施設、土産物店などにも経済波及効果が見られたとの報告があった。また、同施設では、これまで年配層が中心であった客層に「ウマ娘」ファン層が加わり、若年層の宿泊客が増加したという。地元の名馬をモチーフとした「ウマ娘」の缶バッジは、コンプリートを目指すファンにとって魅力的なアイテムとなり、多くの観光客が浦河町まで足を運ぶ契機となった。この施策が継続的な地域活性化に繋がり、観光需要の増加を後押ししているとの声も上がっている。
日高金庫は、この施策が地元企業や自治体、株式会社 Cygamesの協力なしには実現し得なえず、今後の地域活性化においても各方面との連携が不可欠であると考えているという。今後も日高地方の地域金融機関として、地元企業や自治体等と協力し、サラブレッドの聖地=日高地方としてのブランドイメージを確立することで、この施策をきっかけに訪れた観光客の再訪や移住に繋げるなど、産業と観光が両立した持続可能な地域活性化策に取り組む方針とのことだ。
ソース:https://www.scbri.jp/reports/newstopics/20250404-post-531.html
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