音楽業界5団体の垣根を越えて創設された国際音楽賞「MUSIC AWARDS JAPAN（MAJ）」の開催ウィークにおいて、YELLOW MAGIC ORCHESTRA（以下、YMO）に敬意を表するトリビュートコンサート「MUSIC AWARDS JAPAN A Tribute to YMO – SYMBOL OF MUSIC AWARDS JAPAN 2025 -」が、2025年5月20日（火）に国立京都国際会館Main Hallで開催されることが発表された。
MAJは、「世界とつながり、音楽の未来を灯す（ともす）。」をコンセプトに掲げる国内最大規模の国際音楽賞であり、授賞式は5月21日（水）・22日（木）にロームシアター京都で行われる。これに先立ち、5月17日（土）から22日（木）にかけて音楽にまつわる様々なイベントが展開される「開催ウィーク」が設けられており、今回のトリビュートコンサートもその一環として実施される。
本公演では、1978年に細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏の三人によって結成され、東洋的エレクトロ・ポップを世界に提示したYMOの活動がMAJの理念と深く共鳴する存在であることから、「SYMBOL OF MUSIC AWARDS JAPAN」として位置付けられている。
出演陣には、YMOからの影響を公言するミュージシャンたちが多数名を連ねる。バンドマスターは、高橋幸宏プロデュースで1988年にデビューし、坂本龍一や細野晴臣との長年にわたる交流をもつ高野寛が務め、信頼するミュージシャンたちとともにMVF Orchestra（Modern Vintage Future Orchestra）を結成する。
ゲストには、岡村靖幸、小山田圭吾、坂本美雨、Ginger Root、東京スカパラダイスオーケストラ HORN SECTION、TOWA TEI（DJ）、原口沙輔、松武秀樹などが名を連ねる。いずれもYMOとの深い関係をもつアーティストばかりであり、まさに一夜限りの歴史的なステージとなる。
とりわけ、岡村靖幸は「WORLD HAPPINESS」や「NO NUKES」などを通じてYMOメンバーと共演を重ねており、小山田圭吾は坂本、高橋、細野各氏との複数のプロジェクトで長年にわたり関係を築いてきた。また坂本龍一の実娘である坂本美雨は、幼少期から細野・高橋両氏を“親戚のおじさん”のように慕っていたという。
米国出身のGinger Rootは、YMOへのリスペクトを公言し、「君に、胸キュン。」のカバーやYMOメドレーの披露でも話題となった。東京スカパラダイスオーケストラは1995年に高橋幸宏とコラボシングルをリリース、長年にわたりYMO作品をカバーしてきた。DJのTOWA TEIは坂本のレーベルからデビューし、細野、高橋との音楽的交流も深い。最年少出演者となる原口沙輔は、SASUKE名義で活躍するマルチアーティストであり、YMOからの影響を受けて音楽キャリアを歩み出した。
さらに「YMO第4の男」として知られる松武秀樹も出演する。1978年から1982年にかけてYMOのシンセサイザー・プログラマーを務め、ワールドツアーにも同行。自身のユニット「LOGIC SYSTEM」でも活動を続けている。
チケットは全席指定・税込12,000円で、4月26日（土）10時より一般発売が開始される。最速抽選先行予約は4月7日（月）16時より受付中。
なお、翌日から2日間にわたり開催される「MUSIC AWARDS JAPAN 2025」の授賞式はNHKでの生中継（5月22日のみ）およびYouTubeでのグローバル配信が予定されており、世界中の音楽ファンが注目するイベントとなっている。
開催概要
• 公演名：「MUSIC AWARDS JAPAN A Tribute to YMO – SYMBOL OF MUSIC AWARDS JAPAN 2025 -」
• 日時：2025年5月20日（火） 開場17:30／開演18:30
• 会場：国立京都国際会館 Main Hall（京都市左京区岩倉大鷺町422）
• 出演者：
• ゲスト：岡村靖幸／小山田圭吾／坂本美雨／Ginger Root／東京スカパラダイスオーケストラ HORN SECTION／TOWA TEI（DJ）／原口沙輔／松武秀樹 ほか
• MVF Orchestra：高野寛（G, Cho）／網守将平（Key）／大井一彌（Dr）／ゴンドウトモヒコ（Seq, Horns）／鈴木正人（B）／高田漣（G, Cho）
• チケット：前売12,000円（全席指定・税込） ※未就学児入場不可
• 一般発売：2025年4月26日（土）10:00開始
• 主催：CEIPA（一般社団法人カルチャーアンドエンタテインメント産業振興会）
• 共催：MUSIC AWARDS JAPAN 2025 KYOTO連携イベント実行委員会（構成：CEIPA、京都府、京都市）
• 企画制作：ACPC 関西支部会
• 協力：経済産業省（調整中）、文化庁