NHK朝の連続テレビ小説『あんぱん』は3周目に突入し、北村匠海と今田美桜が本格的に登場する。3週目のタイトルは「なんのために生まれて」だ。
あらすじは以下の通り。
昭和10年、のぶ(今田美桜)は高等女学校5年生、嵩(北村匠海)は、漫画が好きな中学5年生になった。朝田パンも細々ではあるが続いている。のぶは、高等女学校に来ていた貴島中尉(市川知宏)と再会し、町内で行われるパン食い競走のパン作りの依頼を受け、朝田パン開店以来の大仕事に朝田家は活気づく。パン食い競走当日、ひょんなことから嵩の代わりに走ることになったのぶ。のぶは男子たちを追い抜かし一等になるが・・・。そんな折、8年間音沙汰のなかった嵩の母・登美子(松嶋菜々子)が御免与町に帰ってくる。
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昭和10年、朝田家がパン屋をやるようになってから8年が経過した。屋村 草吉(阿部 サダヲ)ことヤムおんちゃんは憎まれ口を叩きつつパンを焼いている日常が板についている。そしてのぶ(今田 美桜)は相変わらず走っている。次女の蘭子(河合優実)は郵便局に務めに出て、三女のメイコ(原 菜乃華)は高等学校の1年生だ。
のぶのクラスメイトは、結婚話でもちきりだ。この時代、高等学校を卒業したら、女子は結婚するのが当たり前の時代。しかし、のぶは父の言葉「女子も大志を抱け」の言葉を胸に秘め、生きているため、結婚よりも自分の夢に生きたいと願っているが、その夢がまだ見つかっていない。
この学校では、女子は立派な赤ん坊を生むために体育を重視しているらしい。そこに海軍中尉が視察にやってくる。その中尉・木島はのぶの昔からの知り合いらしい。このお国のためにという学校の教育方針と、学校と軍隊が身近であるという描写が短いシーンに込められていて、戦争の予感を感じさせる。
一方、嵩(北村 匠海)はマンガのことばかり考えている。弟の千尋(中沢 元紀)は医者を目指して勉強に励んでいるのに、嵩はマンガばかりと柳井 千代子(戸田 菜穂)に小言を言われるも、柳井 寛(竹野内 豊)はしっかりと自分の人生を考えろ、なんのために生きるのかを。 寛は2人の運命を縛り付けない教育方針のようだ。
のぶはあんぱん売りを休日も手伝う。そこに木島中尉が来てあんぱんをたくさん買ってくれる。あんぱんの売れ行きがよくないことを相談すると、パン食い競争を町の催しを町長に提案してくれるという。そのイケメンぶりに嵩は狼狽している。この時、自分の嫉妬心を自覚する嵩。
パン食い競争の優勝賞品はラジオだという。それを聞いてのぶも出場したいという。女子は出てはいけないという決まりはないが、出てはいけないという空気はあるようだ。のぶはその空気を打破していけるのか。
登場人物
朝田 のぶ(今田 美桜)
朝田 のぶ[幼少期](永瀬 ゆずな)
朝田 結太郎(加瀬 亮)
朝田 羽多子(江口 のりこ)
朝田 蘭子(河合 優実)
朝田 メイコ(原 菜乃華)
朝田 釜次(吉田 鋼太郎)
朝田 くら(浅田 美代子)
屋村 草吉(阿部 サダヲ)
原 豪(細田 佳央太)
柳井 嵩(北村 匠海)
柳井 嵩[幼少期](木村 優来)
柳井 登美子(松嶋菜々子)
柳井 清(二宮 和也)
柳井 寛(竹野内 豊)
柳井 千代子(戸田 菜穂)
柳井 千尋(中沢 元紀)
宇戸 しん(瞳水 ひまり)
黒井 雪子(瀧内 公美)
小川 うさ子(志田 彩良)
山下 実美(ソニン)
辛島 健太郎(高橋 文哉)
座間 晴斗(山寺 宏一)