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橘潤樹監督の初長編映画『LEONIDAS』、モスクワ国際映画祭に正式出品決定 2026年国内劇場公開を予定


潤樹監督が手がける初の長編映画『LEONIDAS(レオニダス)』が、2025年4月17日より開催される第46回モスクワ国際映画祭のオフコンペティション部門に正式出品されることが明らかになった。本作は2026年の国内劇場公開を予定している。

©10NY

同映画祭は1959年に創設され、黒澤明監督『デルス・ウザーラ』や新藤兼人監督『裸の島』など、日本映画が受賞歴を誇る歴史ある映画祭であり、国際的評価を受ける重要な場とされている。

『LEONIDAS』は、「大きな力」に抗いながらもボーダレスに生きようとする若者の姿を描いた社会派ドラマ。在日韓国人の青年・ヒロと、名家出身のデジタルアーティスト・アオイの出会いを通じて、多様性と未来への希望を主題に据える。

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主人公ヒロを演じるのは、『ハードタイムズ』や『卍リバース』などで注目を集める門間航。相手役のアオイには、『相対性長屋論』などで国際的に評価される若手女優・永田凜が扮する。そのほか、仲野温、モクタール、SASHINI、朝香賢徹らが脇を固める。

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監督・脚本・編集を務めるのは、短編『忘れられない』でASIAN CINEMATOGRAPHY AWARDSにて3部門を受賞し、SSFF & ASIA2022にも出品された橘潤樹。編集には『ゴジラ-1.0』や『永遠の0』などで日本アカデミー賞を多数受賞している宮島竜治が参加しており、高い映像クオリティにも注目が集まる。

脚本・原案・劇中歌を手がけたのはTOH YUSEI。製作は「芸術と平和」をテーマに掲げるクリエイティブカンパニー「10NY」、制作は『四月の永い夢』や『静かな雨』などで国際的に高い評価を得るTokyo New Cinemaが担当する。

橘監督は映画祭出品にあたり、次のようにコメントを寄せた。

「本作は、令和という時代の日本において、多様性の中で生きる若者たちが直面する現実と、それを乗り越えようとする姿を描いています。『ボーダーレス』という価値観を通じて、人間の内面や社会との向き合い方を提示したいと考えました。この作品を国際舞台で上映できることを心から光栄に思います」

映画『LEONIDAS』は、2024年夏にクラウドファンディングを実施予定。2026年の国内公開を目指し、さらなる展開が期待される。


【映画情報】

■タイトル:『LEONIDAS(レオニダス)』
■上映時間:89分
■劇場公開:2026年予定(日本)
■コピーライト:©10NY

【キャスト】
門間航(ヒロ/金弘成 役)、永田凜(二条アオイ 役)、仲野温(相馬磨音 役)、モクタール(坂本ルイ 役)、SASHINI、朝香賢徹(二条司 役) ほか

【スタッフ】
監督・脚本・編集:橘潤樹
企画・原案・脚本:TOH YUSEI
編集:宮島竜治
プロデューサー:木ノ内輝、縄田カノン
撮影:今西真基/照明:鳥内宏二/録音:指宿隆次
音楽:上口浩平/音楽プロデューサー:阿部圭佑
美術:畠智哉/衣装:尾台あかね/ヘアメイク:榎本愛子
助監督:戸塚寛人、佃直樹
製作:10NY/制作:Tokyo New Cinema

【映画祭情報】
■モスクワ国際映画祭2025(ロシア)
■上映部門:オフコンペティション部門
■上映日:2025年4月18日(予定)