専門学校日本デザイナー学院(学校法人呉学園)は、2026年4月に新設される「総合アニメ・デジタルイラスト科」のメインビジュアルを、アニメーターの刈谷仁美氏が手がけたことを発表した。併せて、同学科の特設WEBサイトも公開されている。

注目のアニメーターが描く、学びの情景
刈谷氏が描いたメインビジュアルは、創作に没頭する学生の姿を生き生きと描写。フレッシュで創造性あふれる学生の感性を鮮やかに表現し、本学科が目指す教育の理念を体現する仕上がりとなっている。
刈谷仁美氏は、2019年のNHK連続テレビ小説『なつぞら』でオープニングアニメの監督・原画・キャラクターデザインを22歳で手がけ、一躍注目を集めた若手アニメーターである。繊細な色彩とやわらかなタッチ、懐かしさと現代性を兼ね備えた画風で知られ、アニメ『チェンソーマン』のエンディング映像なども担当してきた。
次世代クリエイターを育成する新学科
2026年4月に開講予定の「総合アニメ・デジタルイラスト科」は、次代のアニメ・イラスト業界を担うクリエイター育成を目的とした新設学科である。1965年創立の同学院が60年にわたって培ってきた実践的かつ創造的な教育を基盤に、業界の第一線で活躍するプロと連携した教育プログラムを展開する。
特筆すべきは、スタジオジブリ出身で『となりのトトロ』『風立ちぬ』などの名作に携わった舘野仁美氏が代表を務める「ササユリ動画研修所」と連携し、同研修所が完全監修するカリキュラムを導入する点である。即戦力としてアニメ業界で活躍できる人材の育成に重きを置いた内容となっており、すでに200名以上の卒業生が96%の高い業界定着率を誇る。
オープンキャンパスで体験授業も開催
同学院では毎月オープンキャンパスを開催しており、「総合アニメ・デジタルイラスト科」の体験授業や説明会も行っている。4月20日(日)には、舘野氏自らが登壇するアニメーション制作の体験授業も予定されており、アニメ業界を目指す受験希望者にとって貴重な機会となる。
刈谷仁美氏プロフィール
刈谷仁美氏は1996年生まれ、高知県出身。アニメスタジオTRIGGERでの経験を経て、『ブレイドスマッシュ』の作画監督を担当。『なつぞら』では監督・原画・キャラクターデザインに加え、作中アニメ制作や台本表紙イラスト、題字デザインも手がけた。その後もTAAF(東京アニメアワードフェスティバル)公式ビジュアルやハーゲンダッツのアニメCMなど多彩な活動を展開している。
特設サイト情報
「総合アニメ・デジタルイラスト科」特設WEBサイトでは、学科の詳細やカリキュラム、オープンキャンパス情報を確認できる。
【特設WEBサイト】
https://ndg.ac.jp/animation