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『天幕のジャードゥーガル』テレビアニメ化決定　制作はサイエンスSARU、女性2人が知恵で挑むモンゴル帝国の物語

2025年4月15日

トマトスープ氏による歴史漫画『天幕のジャードゥーガル』のテレビアニメ化が決定した。アニメーション制作は『ダンダダン』『平家物語』などで知られるサイエンスSARUが担当し、テレビ朝日系にて放送予定。発表と同時に特報PVも公開された。

原作は秋田書店「エレガンスイブ」編集部が運営するウェブ漫画サイト「スーフル」で連載中。13世紀のモンゴル帝国を舞台に、捕虜となった少女・シタラ（ファーティマ）と、帝国の第2代皇帝オゴタイの第6夫人でありながら複雑な感情を抱くドレゲネの2人が、知恵を武器に巨大な帝国に立ち向かう姿を描いた物語である。

同作は、宝島社「このマンガがすごい！2023」オンナ編で第1位に輝き、「マンガ大賞」には2023年・2024年と2年連続でランクインするなど、注目を集める作品。原作単行本の最新第5巻は2025年4月16日に発売される。

特報PVでは、西アジア風のエキゾチックな音楽にのせて、シタラとドレゲネが原作イラストで紹介され、2人が手を取り合いながらモンゴル帝国に挑む姿が印象的に描かれている。

今回のアニメ化に際し、原作者のトマトスープ氏は次のようにコメントを寄せている。

「『天幕のジャードゥーガル』を描き出す10年以上前、モンゴル帝国の歴史にはまり、“こんなアニメがあったらいいのに”と思っていました。コピー用紙の裏から始まった物語が、今まさにアニメになろうとしています。これまで支えてくださったすべての方々に感謝し、アニメチームに託された作品を、私も一視聴者として楽しみにしています」

アニメ化を記念して、トマトスープ氏によるカートゥーン調の描き下ろしイラストも公開されている。アニメ『天幕のジャードゥーガル』は、歴史と知恵、そして強き女性たちの物語として、放送開始に向けて期待が高まっている。